「日経も書き始めた『預金封鎖』の現実」

2020年07月11日

1.「日経も書き始めた『預金封鎖』の現実」

今週初めの週刊朝日に次いで昨日発売の週刊現代も「日経も書き始めた『預金封鎖』の現実」というタイトルで「預金封鎖の可能性」について触れた。打ち出の小槌じゃあるまいし、こんなに紙幣を垂れ流していれば、MMT 信者でなければ心配になるのは、当然だろう。私のコメントは最後にごく短く「流動性がある仮想通貨の口座を一つは開設しておいた方がいいかもしれません」当然、「ドルを買え」とも言ったが、それは載らなかった。週刊現代

2.円を刷り、国債を買い続けても大丈夫か?

数日前、私のTwitterに以下の質問があった。「MMT理論でいけば。円を刷り、国債を買い続ければ破綻はないのでは?他国でも日本モデル実践中ではないのでしょうか? 円の信用が落ちる仕組みがいまいちわかりません」私の返事は以下の通り「サマーズ元米財務長官(元ハーバード大教授)も「インフレにするには中央銀行が信用を失えばよい」と言っています。信認を失えば、その発行する通貨価値が下落する(=インフレ)からです。信認を失う最たるものが中央銀行の債務超過(民間で言えば破産状態)です。日銀はその危機スレスレのところにいます」