為替介入の「否胎化、非否胎化」 JAL ANAは持つのか?

2020年08月11日

1. 為替介入の「否胎化、非否胎化」

円高防止のための財務省による「ドル買い介入」が頻繁におこなわれていたその昔、「否胎化だ」、「いや非否胎化だ」との議論を盛んにおこなった。介入は政府がFB を発行し、それを日銀が購入したのを原資として行われる。日銀がFBを買うと負債である通貨発行量も増える。その増加分を相殺するような金融調節を実施するべきだ、いや、そのまま放置すべきだとの議論だった。 為替介入後も 日銀の発行する通貨量を吸収しないと過剰な通貨で、インフレになってしまうのでは?と日銀を含め経済、金融界、マスコミが、真剣に議論したものだ。

今、日銀が異次元の量的緩和で長期国債を爆買いしてバンバン紙幣を刷っているのを見ると、今とは比べ物にならない額で、真剣にした議論は何だったのだろうと思う。当時の日銀やマスコミには見識が残っていたとも思う。見識の無い現日銀による過剰な通貨量供給でハイパーインフレは目の前に迫っている。日銀が債務超過になって海外からの信用を失えば円はいちころで、ハイパーインフレ一直線だ。

2.JAL ANAは持つのか?

穏やかなトーンの記事だが、危機感が行間にあふれている。そりゃ、そうだ。ANAは5月までにコミットメントラインを含む9500億円を手当てしたそうだが、毎月1千億円近くもキャッシュアウトしているそうなのだから。コミットメントラインを実行して引き出した借金も、いずれ満期が来る。その時に銀行は、再度、貸してくれるのだろうか?共倒れを懸念して再度の融資は拒否の可能性もあるのでは?国の格付けが下がれば企業の格付けも低下するから危険だ。キャッシュがあっても利益が上がらなければ借金は返せないし金利も払えない。日銀が紙幣を刷って貸せばいいなどの能天気な話ではない。ウーン?である。暗いニュースだ。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62482810Z00C20A8PE8000/

3マハナ

日中は暑いので朝早くから近所のマハナ嬢が遊びに来てくれた。マハナ2マハナ3