1.財政再建にはインフレしかない
本日の日経新聞「大樹小機」の締めの文章は「インフレによる政府債務の大幅カットを伴わない財政再建は絶望的なように思われる。こうしたシナリオを予見した投資家は金などの実物投資にシフトしている」その通り。特に日本は、政府債務の大幅カットのためハイパーインフレを起こさざるを得ない。国民は地獄。そのための政策(当初はそれを意識していなかったのかもしれないが)が「異次元緩和」。なにせ日銀に出口(=お金をばらまくのを辞める手段、政策金利を上げる手段)がないのだから。本音が書けるペンネーム記事には危機説が良く出る。識者は、もう実名でも本音を語るべき時期だと思うのだが。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO62779200Y0A810C2EN2000/
2.極点な低成長が継続する日本
日経新聞「ニッポン急収縮」の一文「そもそも近年の日本経済は極端な低成長が続いてきた」その通り。そして世界最大の借金王に。政府が出しゃばり過ぎた(=大きな政府)結果がこれだ。典型的な社会主義体制(大きな政府。結果平等税制、規制過多)と、(それが故の)実力に比した円高のせいだ。「昨年より、2年前より」の視野でなくこの低調トレンドを変える大改革が必要だった。政治が果たさなかったから、近く来るX デイでマーケットが日本に大改革を迫るだろう。40年間で日本の名目GDPは2.2倍、米国7.5倍、英国8.4倍、韓国47倍。中国197倍。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62781930Y0A810C2EE8000/
3.夏真っ盛り