(本日第2弾)「日銀保有国債の平均利廻り0・216%に低下。大丈夫か?」「

2020年12月02日

本日は朝、第1弾も出しております。そちらもお読みいただければ幸いです。

1.(日銀保有国債の平均利廻り0・216%に低下。大丈夫か?)

11月26日に日銀の上半期財務諸表が発表になったようだ。Twitteで「神にぃさん」が教えてくれた。このニュース新聞に出ていたかな~?私が見過ごしたのかな~。これだけ日銀の財務が心配(国難レベル)な時に、このニューを取り上げていないのなら、新聞記者は危機意識が無さすぎる。

予想されていたことだが、国債保有国債の平均利廻りは0.216%へと下落した。平成30年度の利回りが0.276%、令和元年度が0.247%、そして今年度上半期が0.216%だ。日銀が国債購入を増やすと、当座預金はその分増える。今現在、半分以上の残高への付利は0.1%(今後始まる地銀の再編へも0.1%の付利だそうだ)だから、この調子で保有国債利回りが下がっていくと、国債を買うたびに損失が発生することになる。景気が良くなったら、政策金利の利上げが必要だが、その手法は日銀当座預金への付利上げしかない。国債購入に伴う日銀当座預金残高の増加は時限爆弾をどんどん仕込んでいるようなもの。日本が未来永劫に不景気なら大丈夫かもしれないが、金利が上がり始めたら日銀はアウト。

また、米国債の金利上昇につられて日本国債の利回りが、0.216%を超えて上昇してくると、時価評価で日銀に評価損が発生し始める。保有国債が超巨額なゆえに評価損も巨額ですぐに債務超過となる。そうなれば簿価評価など前世紀の遺物である外資は日銀を見限る。円暴落の危機。 

2.(コロナ禍と経済)

コロナに関しての私の考えは以前書いたが、自動車事故と同じ。自動車事故による死亡者をゼロにしようと思えば、車を無くすしかない。ゼロに近いほどに減らそうと思えば、全国一律で最高速度20㌔の限度を導入するしかない。しかし、それでは経済は回らない。貧困が理由の死亡者が急増するだろう。その塩梅を考え最高速度を決めるのが政治家の仕事。何が何でも規制が良い、ではない。

3.(65歳以上の外出自粛要請と日銀リスク)

65歳以上の外出自粛要請が出るそうだ。私は、医学の専門家ではないから、以下、意見でも主張でもない。自粛要請に関しての単なる感想。私は、、リスクとリターンを対比させて勝負をするリスクテーカーとしての人生を送ってきた。テールリスク(起きる可能性の極めて低いリスク)を怖がり勝負をしなければ、利益は生まない。一方、大きなリスクを無視して勝負をすると、すべてを失う。

しかし1400万人の人口の東京で、毎日350人、コロナに罹るとすると4万人に一人。2%の致死率だとすると200万人に一人。高齢者の死亡率が10倍だとしても20万人に一人(1日あたり)。私は、そんなテールリスクで生活の質を落としたくない。もし、コロナによる死亡リスクが高くなったら、自分の判断で自粛する。自分の命がおしいから。

一方、日銀の破綻は少し長い目で見て100%、短期で見ても何⒑%。だから警戒し、準備をする。