１．「米長期金利はかなり上昇すると思う。ＴＭＶはお勧め（自己責任で）」
テスラの購入が明らかになったせいであれ、ビットコインがこれだけ爆謄し、株価も急騰し、こんな状況を迎えてＦＲＢは金融政策を変更しないのだろうか？株価が下落すると資産効果が無くなるので、現状では引締めはまずいだろうが資産価格の上昇を緩和するくらいの金融政策変更はあるのではないか？超金融緩和を普通の緩和に戻すとか中立に戻すとか、だ？そうでなければ、日本のバブルの二の舞になる。（バブルを見過ごして金融引き締めが遅れて、その後の30年を失った）、ＦＲＢは日本のバブルとその後を充分、学習していると思うので。長期金利はかなり上昇すると私は思う。やはりＴＭＶ Direxion daily20（米国20年債ベアファンド・長期金利が上昇すると儲かる投信・日本の証券会社で買える）は買い時だと思う（ただし自己責任で）。米国10年金利は1980年に20%を超えた。日本国債10年は1980年11月に11%まで上昇した。今の金利は超超低金利だとの認識が対セル。私の30年間のディーリング人生で「時代は変わった」と何度も聞いた。でも、いつも少し経つと「やっぱり変わっていなかった」だった。
２．「日本は景気が良くなっては困まる世界で唯一の国。情けなや」
長期金利上昇で、債務超過を心配しなくてはいけない中央銀行は、世界で日銀だけ。債務超過になれば、世界中が日銀を相手にしなくなり円は暴落、ハイパーインフレ一直線。日本は景気が良くなっては困まる世界で唯一の国。情けなや。
３．「統合政府論の間違い」
昨日、相変わらず「統合政府」で考えればチャラだという以下のような主張が私のtwitterに寄せられた。「日銀保有国債の利子や元本が支払われても日銀法53条に基づき国庫納付金で政府に戻ってきます。親子会社なのだから当然といえば当然ですね。よって中央銀行が買い取れば事実上債務は消滅します」。私の回答が以下の通り。「政府の債務と日銀の債権は相殺されても、日銀の債務（民間銀行が日銀委している預金）はどうなるのですか？子供が親にしている貸金は親子間だから相殺するのは構いませんが、その貸金の原資を子供が銀行から借りている場合はどうなのですか？その借金は踏み倒しですか？」
４.「ハイパーインフレの発生原因」
昨日、私のtwitterに以下のようなイチャモン（？）が来た。「じゃあベネズエラは？ジンバブエは？アルゼンチンは？ブラジルは？ロシアは？ ハイパーインフレはなぜ起きるのか、発生した各国で発生理由がブレたらそれは学問とはもはや言えんでしょ。 国債の発行だけでハイパーなるなら日本はあんたの言う通りとっくの昔にハイパーなっとるわ。現実と歴史を見ろ」私の回答は以下の通り「『必要十分条件』というのを高校の時、習いませんでしたか？老衰で亡くなる方がいらっしゃいますが人の死因は老衰だけではありません。コロナで亡くなる方もいらっしゃいます。死亡理由は人によってぶれるのです。なおコロナになっても治癒する可能性がはるかに高いですが130歳の方は数年後には必ずなくなります。財政ファイナンスも同じ」
５．「将来、借金をする計画があるが、それまでに金利が上昇するのが心配」
昨日、私のtwitterに以下のような質問が来た。「5月頃、30年固定金利で大きな借金をするんですけど、YCのスティープ化はいつ頃起きそうでしょうか？」私の回答は以下の通り「大きな借金がどのくらいかわかりませんが長期金利上昇で大きな支出増になるのが怖ければ、債券先物（又はミニ債券先物）をショートするのが無難です。ヘッジとなります。『藤巻健史の資産運用大全』（幻冬舎新書）に詳しく説明してあります」
６.「30年間の借金を債券先物でヘッジ出来るか？」
上記の回答に対し、他の方から「30年固定借入を、先物を売り建ててヘッジ？」とのいちゃもん）・）が来ました、私の回答は以下の通り「何か問題でも？30年債のＰＶＢＰと10年先物のＰＶＢＰを計算すれば100％とまでは言いませんが、かなりの高い割合でヘッジが出来ます。素人であればそこまで計算しなくても、10年先物を売り建てしておくことによっておおよそのヘッジは出来ます。『藤巻健史の資金運用大全』をお読みください」
７．「ミニ債券先物は個人向け商品」
それに対し、さらなるいちゃもん（？）が来た。「一般人に債権先物をショートって笑」私の回答は「ミニ債券先物は一般個人用に作られた商品です。使うか使わないかは自己責任ですが、ヘッジをしたいのなら勉強して使うべきだし、勉強する気が無いのなら、金利が上がらないようにと神に祈るしかありません。私道も通行を放置すると公道になってしまいます。法律でさえ勉強しない人を守ってくれません」学ぶより、まずイチャモンと言う方は、自分が損するだけだと思うのですが。