(本日第2弾)(日本株は4万円にいくか、はたまた大暴落か?)補足説明

2021年03月06日

(本日第2弾)

 今朝第1弾を公開しております。そちらもお読みいただければ幸いです)

 

(日本株は4万円にいくか、はたまた大暴落か?)

今、ラジオ放送が終わりました。録音だったので、はしょられた部分もあったので、少し補足しておきます。お金がじゃぶじゃぶなので、実体とかけ離れても株価は上昇を継続する可能性があります。日銀は、バブルの時、資産価格の上昇を見過ごし、引き締めが遅れた苦い経験(=失われた30年を作ってしまった)があるので、今の株価を見て、本音は、引き締めを開始したいのだと思います。しかし引き締めをすると日銀が債務超過になるので引き締めは不可能です。したがって日銀は口を開けて株価上昇を見ていなければなりません。株価にとって最悪の事態は、中央銀行の金融引き締めですが、それが行われないのです。それが、しばらく日本株は上昇を継続する可能性があると思う理由です。

しかし世界的に、インフレ懸念で長期金利が上昇しています。日銀が腕力で長期金利上昇を抑えようと思っても、日本だけ低い長期金利を保つなどという事態は不可能です。その結果、日本の長期金利の上昇も始まりますが、ほんの少しだけ長期金利が上昇すると、(今の0。10%が0.20%を超えてるだけで)日銀の保有国債に評価損が生じはじめます。金利上昇が続けば、保有額が大きいだけに評価損もすぐ巨大になります。そうなれば日銀は信用を失い、円の大暴落、紙くず化です。日本売りの始まりです・株を買いたいのなら、そのリスクが極めて高いことを認識しつつ、いつでも飛び降りられる体制をとりながら、購入する必要性がある、と申し上げました。どうせ買うのなら、株よりTMV などの債券ベアファンド(米長期金利が上昇すると儲かるファンド)だと思っています。