「大きな長期的変化の始まり」「株価と長期金利 あまりにもアンバランス」他

2021年03月18日

1.「大きな長期的変化の始まり」

昨晩のブルムバーグ記事「インフレを織り込む市場の動きは、今起きていることへの過剰反応ではなく、実際には大きな長期的変化の始まりだ」。ベクトルが反対向きになるとき、マーケットは「2歩前進、1歩後退」を繰り返し、そのあとドーンと20歩前進(=長期金利上昇=長期債価格暴落)が起きるのが常だ。そうなれば日米長期長期金利は大きく開き、円安ドル高が大きく進行。日銀も長期金利を抑えられなくなり、日銀はアウト。円は紙くず化。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-03-16/QQ2FJDDWRGG501?srnd=cojp-v2

2    「株価と長期金利 あまりにもアンバランス」

米長期金利の穏やかな上昇にもかかわらず米株価が史上最高値圏で上昇している。史上最高値と長期金利の超低レベルはあまりにもアンバランス。本来なら株価が史上最高値なら債券価格は最低レベル(=金利はは最高)が理論的だ。1980年の長期金利は20%超え。私は長期金利が5~6%になっても驚かない。TMV(債券ベアファンド=金利が上昇すると儲かる)の価格は年初来53%の上昇となった。まだまだかなり上昇するだろう。ひょっとすると異次元レベルまで上昇。長期金利は、(日銀に比べれば各段に低レベルではあるが)FRBが市場の需給に介入してきた反動(=つけ)が出るだろう、ちなみにFRBは、(日銀と違い)株式市場には介入していないから、株式市場はそれなりに市場が形成した価格と言えるが、債券相場はゴテゴテの人為的に作られた相場。そんなのはいつまでも続かない。

3.「世界中で日本のバブル再燃か?」

株価が史上最高圏を上昇中なのに、中央銀行がCPIにのみに目を奪われ、引き締めが遅れ、バブル崩壊で失われた30年を経験。その日本の大失敗を世界の中央銀行が再度行っている。

日本のバブルはCPIが最初の3年間0.5%(今の日銀の目標2%よりはるかに低い)に過ぎなかったのに、経済が狂乱。資産価格の動きを見逃したと澄田総裁が大反省しているのに。日銀には大きく反省しているはずなのに、知らんプリをしている。そうせざるを得ない。なにせ引き締め手法を失ってしまったのだから。

4.「林家木久扇60周年記念公演」

昨晩は18:30~21;30、まで林家木久扇師匠の60周年記念公演@明治座。故・弟幸夫が長男の木久蔵師匠と仲が良かったため、ご一家と親しくさせていただいている。おかげで木久蔵師匠のお仲間のいつものメンバーと共に最前列ド真ん中の席を確保していただいた。木久扇、木久蔵、笑福亭鶴瓶、春風亭小朝各師匠の豪華メンバーの出演

木久扇②

5,「小泉和弘指揮 名フィル東京特別講演」

この前の日曜日は追っかけをしている名フィルの音楽監督。小泉和弘さん指揮の東京特別講演@サントリーホール。相変わらず素晴らしい。小泉さんは日本1の指揮者だといつも思う。ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98、ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68。小泉さんはいつも暗譜で指揮をされる。楽譜を見せていただいたことがあるが、指揮者の楽譜は、すべての楽器の楽譜がすべて載っている。一つ一の楽器の楽譜だけでも暗譜するのは大変だろうに、すべてが載っている楽譜を暗記するなどどういう脳をしているの?と思ってしまう。私など、1小節も思えられない。世の中には天才がいる。

小泉さん

 

6.「春の椿山荘」

月曜日は写真撮影で10時に椿山荘に行き、11;00から12;30まで写真撮影。その後、レストランでイタリアン。17;30からは仕事の打ち合わせで銀座のすし屋。帰宅したら、家内が「え、もう帰ってきたの?」時短で1日が短く忙しい。火曜夜は友人夫婦と4人でグランドハイアットの中華。やはり17:30より。

椿山荘2

椿山荘3

椿山荘7