.「ドル高/円安進行中」「制御不能の長期金利上昇が頭をよぎる」他

2021年03月31日

1.「ドル高/円安進行中」

オーバーヒートするほど日銀が輪転機回して円を垂れ流しているのになぜ、わざわざドルを売ってまで、円を買わねばならないの?くさるほど円が有り余っているなら、それを売ってドルを買っておいた方がよくない?と考えればドル高/円安進行も理解しやすいでしょう。

2.「ドル高/円安進行中」その2

1週間ほど前に「藤巻さんは円暴落・ハイパーインフレの懸念からドル運用を勧めておられますが、++氏は、米株式市場はまもなく大暴落に至り、併せてドルも暴落すると述べています。それでもドル預金はすべきなのでしょうか?」とのリツイートが来た。

私の回答は以下の通り「++さんという方は私がマーケットにいたころは、ビッグネームではなかったので、大変申し訳ないのですが、どういう方かは存じ上げません。私もすべての法定通貨は価値下落(=インフレ)だと思います、しかしながら物々交換にならなき限り世界で一つの通貨は生き残ります。それはドルです。為替は相対論です。どちらの通貨がより弱くなるかによって決まります。ドルが暴落するなら円は紙きれへの大大大暴落ですからドル/円は暴騰と思います。物々交換の時代に戻らないと思うならドルを保有しすべての法定通貨が弱くなると思えばドル保有にビットコインも保有するのがいいと私は主張しています。ドルの保有で一番有効なのはTMV等の債券ベアファンド(長期金利上昇で儲かる投信)でしょう」

3.「日本国債はなぜ低金利なのか?」

先ほど「ドカーンが近いのであれば、どうして国債の金利が低いままなのですか?素人にもわかるように教えてください」とのリツイートが私のtwitter に来た。私の回答は以下の通り。「いたって簡単です。以前は全く長期債を買っていなかった日銀が(中央銀行が長期債や株など値動きの激しいものを買うと財務悪化で通貨暴落の危機があるので禁じ手、が昔の鉄則)発行国債の半分をも買い占めたからです。中国人が突然現れ日本の土地を半分も買い占めたら地価は暴騰(=金利は下落)と同じ」

4.「  制御不能の長期金利上昇が頭をよぎる」

本日発売の婦人画報の私の連載は「日経平均3万円台回復後に考えること」というタイトルです。

「ならば今後とも、株式の購入が望ましいか?というと、物事は、そうは簡単ではありません。お金がジャブジャブになりインフレが進行するとなれば金利が上昇します。もし今、10年物の金利が5%とか高ければ私は株式市場を心配しません。しかし、株式が史上最高値なのに、米国10年金利は1.6%、日本の10年金利は0.11%しかないのです。1980年には米国10物金利は20%を超え、日本の10年物は11%をつけたことを考えると今の株価と金利の関係はあまりにもアンバランスの気がするのです。長期金利の急騰、すなわち制御不能の長期金利上昇が頭をよぎります。(略)1985年から90年の時のように、参加者全員がなんの警戒心もなく能天気に買い進む事態だけは避けていただきたいと思います」

婦人画報②

婦人画報

5.「プロはすごい」。

プロ(植木屋さん)はすごい、高所恐怖症の私がこんなところで作業しろと言われたら卒倒してしまいそう。やりたくなかった職業はアメリカンフットボールの選手、スキージャンプの選手だったが、それに植木屋さんが加わった。

植木屋さん①

植木屋さん③