「『統合政府で考えると、世界で一番危険な国は日本』であることがわかる」「ワクチン先進国イスラエルはコロナ鎮静化?」他」

2021年04月10日

1.「『統合政府で考えると、世界で一番危険な国は日本』であることがわかる」

コロナ禍が収まれば、世界は金利上昇期に入るだろう。金利が上昇するとき、ほぼゼロ%の超低金利で10年、20年の固定金利で借りていた住宅ローンを、わざわざ変動金利型に換えるアホな人はいるのだろうか?

統合政府で考えると日本という国はそのアホな人と全く同じことをしている。せっかく政府がほぼゼロ%の長期固定金利で10年、30年、40年と資金調達をしたのに、日銀がそれを買い取って、日銀当座預金というごく短期の負債に置き換えている。金利が上昇期にはいれば金利支払いが膨れ上がる、それが統合政府で考えればわかるだろう、

「統合政府で考えれば日本財政は安全」論者は、統合政府の負債の大部分は無利子の銀行券だと誤解してのではないのか?統合政府で考えれば、逆に 金利上昇期に日本が世界で段トツに危険な国であることが明白になる。 私が国会時代に黒田総裁にこの質問したとき、総裁は相変わらずよくわからない答弁をしていた。

2.「米国のインフレリスク」

「米国の大きな課題はインフレリスクの制御だ。過度な物価上昇が続けば金融緩和の修正を求める声が強まる」「経済を支えるための緩和の継続は物価上昇の加速につながりうる。その懸念を意識する姿勢に傾いて金融引き締め観測を誘えば、長期金利の一段の上昇などの混乱を招きかねない」。以上、本日の日経新聞記事。私もこれが米国の市場関係者の一般的な見方だと理解している。こういう状態で米長期債を買い進める人の気が知れない。いずれ先を争って逃げ出すことになると思う。https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN091BR0Z00C21A4000000/

3.「ワクチン先進国イスラエルはコロナ鎮静化?」

ワクチン接種最先端国イスラエルではコロナは、ほぼ鎮静化に見える。1時は100人越していた死者は昨日は1人,一時10,000人を超えていた新規感染者は188人。ワクチン接種世界で100番目(?)と後進国並みに遅れている日本ではいまだ“まん防”。拡大状況。https://www.worldometers.info/coronavirus/country/israel/

4.「感染が最も軽度だった日本が最も経済の落ち込みが深く、回復が長引きそうなのは?」

感染が世界と比べるとかなり軽度だった日本、かつ最も多額の対策費を投入した国の一つの日本で、コロナが拡散し続け、経済の落ち込みが最も激しく、回復が一番長引きそうなのはどういうこと?早くワクチン打っていれば簡単にリカバーできたのではないの?重症国にワクチン回したというのなら、政府は緊急事態宣言など出したのはおかしいのではなにの?緊急事態宣言を出して国民に不自由にし、税金をばらまく(将来の増税)のなら、政府もワクチン獲得競争に打ち勝つ責務を果たす必要があったのでは?

 5.「子供の感染・死亡が少ないのはなぜ?」

時代小説には、子供が病気にかかってすぐ亡くなってしまう話がよく出てくる。老人と幼児は抵抗力がないからだろう。インフルエンザでも学級閉鎖はしょっちゅう起こるのに職場閉鎖はほとんど起こらない。それなのにコロナでは学級クラスターは起こらず、抵抗力の最も弱い子供の罹患率、死亡率が低いのはなぜ?