.「日本のバブル時と違って、米国には強烈なデフレ要因が無い。したがって猛烈なインフレに襲われるだろう」他

2021年05月19日

1.「日本のバブル時と違って、米国には強烈なデフレ要因が無い。したがって猛烈なインフレに襲われるだろう」

本日、プレジデントオンラインに拙稿がアップされました。パウエルFRB議長は「物価上昇は一時的」と発言しているが、そんなことはないない。日本のバブルで学習した通り、資産価格上昇の経済持ち上げ効果はドでかい。日本のバブル時には超円高という強烈なデフレ要因が、資産効果という超インフレ要因を相殺した。今の米国には、ドルが安定しているので、資産効果を相殺するデフレ要因が無い。だから、ものすごいインフレを招くと思うのだ。そして、それは日本経済にとどめを刺す、という内容です。「『コロナ相場はもう終わり』米国の金融引き締めで日本経済は地獄を見る」というタイトルで無料で読めます。

https://president.jp/articles/-/46174

2.「日本が取り残される」

日経新聞いわく「4~6月期には中国に加えて米国のGDPもコロナ禍前の水準を上回る見通しだ。春以降にワクチン接種が進んだ欧州も4~6月期以降の回復期待が強まっており、日本が取り残されるリスクがある」今まで米欧中に互角に戦っていたのなら「ま~、しょうがないな。何とか追い付こう」の話だ。しかしこの40年間、世界断トツのビリ成長(自国通貨建てGDPの伸び)だったのに、さらなる遅れだ。日本人はいい加減に、日本の惨状に気が付き、結果平等の社会主義国家から、資本主義国家の競争社会に脱皮しないと未来はない。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA182RB0Y1A510C2000000/

3,「経済敗戦を迎えそうな日本」

以下、1週間前に NY在住の米国人の友人から来たメールだ。「We are all well here.  *** and I and my children have all been vaccinated and, as a result, things are getting back to something similar to normal」(私たちは、皆元気。家内と私、そして私の子供たちは、皆2回のワクチン接種を終えた。その結果、すべてが元の正常な状態に戻りつつある)

I have heard from several of my friends in Japan that the vaccination process has been slow.  Maybe because the pandemic was not as bad there as here, so the government made vaccination less of a priority?  Or was it poor government?」(日本にいる何人かの友人から、ワクチン接種が遅れていると聞いた。パンデミックが米国よりひどくなかったから、政府がワクチン接種にプライアリティーをおかなかったせい?それとも政府がおそまつだったため?)もちろん、後者でしょう。おかげでワクチン敗戦が経済敗戦に。それにマスコミも悪い。ワクチン確保の遅れを徹底的に追及しろと私は主張してきたつもりだが、自粛のニュ―スばかり。今頃になって、やっと接種遅れのニュースが目立ち始めた。問題が予見されても問題が実際に起こるまでは騒がない。日銀危機も同じか?

4,「川瀬巴水展」

昨日は、平塚美術館に「川瀬巴水展」を見に行った。「川瀬巴水は私共の一番好きな版画家。朝1番で行ったら、ガラスキ(出るころは混んできた)。美術館は混んでいると興ざめするので、良かった~。帰りに大磯の吉田茂邸によってから帰宅。川瀬巴水展川瀬巴水②

大磯吉田茂邸

5.「クロアゲハ大自然に」

こちらの都合5月6日にレモンの木からキンカンの木に移した芋虫、その後、家の中に避難させた。以前、巣箱でシジュウカラを孵化させたら巣立ちの瞬間、カラスに食われ全滅したのを見たからだ。鳥に食われるのが嫌だった。一昨日、無事きれいな黒アゲハとなったので大自然に返した。以上ご報告

芋虫②