.「ドラッケンミラー氏:インフレと金利上昇の加速に警告」「テーパリングの開始時期」他

2021年05月25日

1.「ドラッケンミラー氏:インフレと金利上昇の加速に警告」

私をソロスファンドに誘ってくれたドラッケンミラー氏が「金融、財政政策がこれほど経済情勢からずれている局面を歴史上見たことがない」としたうえで「インフレと金利上昇の加速」に警告を発したそうだ。私をはじめ、ドラッケンミラー、ニック・ロディティ、ジュリアン・ロバートソン等我々がやっていた仕事は、グローバルマクロと言って、一国の経済政策・金融政策が正しいか否かを判断してデリバテイブで勝負する仕事だ。経済/金融分析&リスクテークが仕事だということ。そのようなことを業として長年やってきた人達は「今の金融、財政政策は異常」とみているということ。日本政府、日銀の政策は特に異常。だから私は日銀はつぶさざるを得なくなるだろうと言っている。円の紙くず化。https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB2446J0U1A520C2000000/

 2「テーパリングの開始時期」

5月22日のブルムバーグ記事曰く「近いうちに縮小プロセスを開始すべきだとのシグナルを発している金融当局者はまだ少数派だが、徐々に増えつつある」FRBのテーパリンガがまだ先だと思い込んでいる市場関係さや突然梯子を外される可能性大だと私は思っている。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-21/QTGU8FT0G1KY01?srnd=cojp-v2

 3「FRB のテーパリング開始をマーケットが予想すれば、かなりの米金利上昇」

国債市場において、FRBはモンスターである日銀(発行総額の半分以上を保有)に比べればはるかに存在感が小さいとはいえ、それなりに大きい。量的緩和政策で購入した米国債は約2兆ドルだが、それは世界最大の保有国、日本の1.2兆と2番目の保有国中国の1兆ドル強を足した額にほぼ等しい。その巨大購入者が購入量を減らすのだから、その影響が小さいわけはない。最大の保有者が購入を辞めると債券が暴落するのは1989年の日本の資金運用部ショックで、証明済み。

4「民間部門の弱体化と財政赤字の拡大で、ゼロ成長に落ち込んだ日本」

5月18日の日経新聞「十字路」中前氏いわく「「(米国は」民間部門の弱体化と財政赤字の拡大で、ゼロ成長に落ち込んだ日本に一段と近づいてきているのである)要は「大きい政府はダメ」ということ。官でやることをなるべく減らし、民が出来ることは民がやる。「大きな政府」を支えるには多額の税金が必要で、しかも非効率。非効率なのは今回のワクチン接種で国民もよくわかっただろう。https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB148860U1A510C2000000/

 5「打ち手として針鍼灸師もどう」

深く考えたわけではなく、単なる思い付きだけど、救急救命士・臨床検査技師が打ち手としてOKなら、針鍼灸師もどう?公衆衛生学や、解剖論等の勉強をして国家試験通ってきているし、筋肉に針を仕事として打つんだし。https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE2519I0V20C21A5000000/