「過ぎたる格差是正、過ぎたる社会保障には弊害も」「政府の少子化対策は大成功するかも?」他

2021年05月26日

1.「過ぎたる格差是正、過ぎたる社会保障には弊害も」

本日、新ニュースメディア・SAKISIRに拙稿を載せていただきました。米国では「失業給付の手厚い給付が働く意欲を削いでいる」との分析があります。過ぎたる格差是正、過ぎたる社会保障には弊害もあるのです。究極の結果平等、格差是正を行うのは社会主義国家です。一方、今の日本の社会保障は世代間の格差“拡大”によって成立しています、社会保障は財政学的には所得の再配分です。しかもそれは将来世代が税金で返済する赤字国債で担われているからです、という内容です。無料で読めます。

https://sakisiru.jp/2820

 2.「政府の少子化対策は大成功するかも?」

本日の新ニュースメディア・SAKISIRの拙稿にも書いたが、かってノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のゲーリー・ベッカー教授は「貧しい家庭ほど子供が多い」 との学説を発表している。豊かになると子供ひとり、ひとりにかける時間とエネルギーを 増やしたいと親が考えるからだそうだ。私の父の世代は大勢の兄弟が普通だったし、今でも貧しい国ほど、多産という事実を考えるとベッカー教授の説は正しいのではないかと思う。

ところで、日本政府は放漫財政で借金を積み上げ、危機先送りで日銀の財務を脆弱化させた。結果、近い将来X デイを迎え、国民は地獄を見るだろう。超貧乏になり、社会保障制度も崩壊する。するとゲーリー・ベッカー教授の説から推論すると、多産国家に戻るのだ。政府の少子化対策は成功する(皮肉)

3,「政府が出しゃばらない米国は強い」

総務省が昨日発表した携帯電話料金の調査によると東京はロンドンに次いで低額だった。政府主導の料金引き下げの成果を自慢したかったのだろう。しかし政府がしゃしゃり出てこんなことをやっているうちに、イーロンマスク氏率いるスペースX 社のスターリンク計画が世界の通信網を独占してしまうのではないか?と思っている。なにせ2020年代半ばまでに約12,000基の人工衛星を打ち上げて(現在は800基の衛星を運行中)、それで世界中を超高速・廉価の通信網で結ぼうとしているのだ。地上局に頼る通信会社が太刀打ち出来るわけがない。

規制緩和がなされ政府はよけいな口を出さない。成功したら大金持ちになれるという夢を持った若者たちが飛び込んでGAFAを作った米国。NASA という政府組織に変わって民間で廉価のロケット開発。その成果として、世界中の通信網を圧倒的支配することになるだろう。政府が出しゃばらない米国は強い。政府は出しゃばらず、規制を無くし、若者が成功したら大儲けできる仕組みのチャレンジ社会を作り、失敗しても大丈夫なセーフティーネットを構築することが仕事だ。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72225640V20C21A5MM0000/

4,「田中一村の焼酎」

私共が大好きな、奄美大島の画家・田中一村の描いたアカショウビンが描かれている奄美大島の焼酎。なんと贅沢な。これを飲むたびに、奄美大島の美術館に行きたくなる。

 焼酎

5.「毎朝飛び道具で天敵と闘う」

鳥と言えば、こちらは(アカショウビンとは対極の)、我が家の天敵ヒヨドリ。 朝5時くらいから窓を突っつき、うるさくて家内は睡眠障害。お前はキツツキか~!!飛び道具(?・下の写真)で毎日戦うのだが、図々しくなかなか逃げない。

 戦う鳥

ヒヨ鳥対策