「米国長期金利動向」

2021年06月28日

(本日第2弾)本日の第1弾は早朝に更新しています。そちらもお読みいただければ幸いです。

 

「米国長期金利動向」

ブルムバーグ曰く「ウェルズ・ファーゴは現在1.5%付近にある10年債利回りについて、年末には2.1-2.4%と、2019年以来の高さになると予想している。同社のマクロ戦略責任者マイク・シューマッハー氏は『恐らくテーパリングが利回り上昇の大きな引き金になるだろう』と指摘し、今年後半の購入縮小開始があり得るとした」。「米国債、トレーダーがこぞって空売りの動き」とあるが、そりゃ、そうだろう。先日も書いたように、時価会計が徹底している米社会において、このような環境で長期国債を買うのはよほどの変わり者だと思うからだ。1年間、2年間で貯めた資金尻益が、長期金利が上昇すれば1晩で吹っ飛ぶ。

米長期金利上昇で日米金利差拡大。かなりのドル高/円安に。結果、日本の景気回復。いつも言うが、(逆説的だが)利上げの手段をすでに失った日銀は、日本の景気が良くなると、債務超過で存亡の危機に。シートベルトは締めたほうがいい。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-06-28/QVDQXPT0G1KX01?srnd=cojp-v2