「英中央銀行のチーフエコノミストいわく『予想以上のインフレの危機』」「FRB、住宅高騰に悩む」他

2021年07月01日

1・「英中央銀行のチーフエコノミストいわく『予想以上のインフレの危機』」

朝6時現在で(深夜3時現在でもそうだった)英字版ブルムバーグで「一番読まれている」記事は「Haldane says UK at “Dangerous Moment“ as inflation Heads to 4% 」だった。Haldane(英中央銀行のチーフエコノミスト)氏が今年中にインフレが4%に行くと予想し、早めの金融引き締めの必要性を説いている。このニュースは英紙のThe guardianやThe Telegraph の電子版でも取り上げている。英米のインフレが加速し、日本が取り残されれば、円は急速に売られていくだろう。

 

2.「インフレ率>賃上げ率」となるか?

英文ブルムバーグ記事の中で、朝6時現在では3位に落ちていたが、深夜3時時点では、「英中央銀行チーフエコノミスト発言」の記事に次いで多く読まれていたのが「Inflation Eats at Surging US Pay with Biden Plans at stake」との記事だった(インフレがバイデンの財政出動による賃料上げを食いつぶす)。まだ記事を読んでいないのだが、タイトルからしてインフレ率の方が賃上げ率よりも高くなるだろうという記事ではないかと思う。FRB理事も人の子、こういう記事が多発してきても「物価上昇は一時的だ」と居直れるのか?私はテーパリング、利上げは市場が予想しているよりよほどに早く、また激しくなると思っている。

 

3.「FRB、住宅高騰に悩む」

まさに、1985年から90年の日本のバブルの形相に似てきた。当時の日本のように自国通貨の急騰という超デフレ要因がない今の米国のCPIは急騰するし、長期金利は暴騰していくと思う。ちなみにこの記事ではMBS のテーパリング開始で「米国債に対する上乗せ金利が上昇する」と分析しているが、市場はそんなに甘いものではない。「上乗せ金利が上昇するだけ」なのは、「MBS にクレジットリスクが生じた」時だけ。今回のように需給でMBS の金利が上昇すれば、上乗せ金利が上昇するのはほんの一時で、需要が米国債からMBSにシフトしていき、、米国債の金利もともに上昇していく。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73435960Q1A630C2ENG000/

 

4「五輪、夜の人流に懸念 一方終電時間は繰り下げ」

オリンピック期間中、終電が繰り下げられるそうだ。山手線は朝2時。中央線快速は午前1時50分発までという。「競技が終わったら直帰を!」と言っているのに、こんなに遅くまで運行する必要あるの?夜遅くまで遊ぶようになるのは、観客だけではないだろうに。コロナ対策のために終電を繰り上げたのではなかったのか?オリンピックだけは特別?この新聞記事に「競技会場のある自治体は夜間の無観客開催を求めており」とあるように、夜間開催は開会式、閉会式を含めて無観客とし、終電も今まで通りとするのが道理ではないの?

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE25EVB0V20C21A6000000/

 

5.「今日の午前中は大谷三昧、と思ったら、あ~、残念」

本日はテニスが雨で出来ないので大谷三昧、と思っていたら、残念なことに8時47分をもって大谷タイムは終わってしまった。がっくり。今日はゆっくり休んでください。ところで試合前、大谷をグランド内で撮っていたカメラマンはサンダルに短パン。やることさえきちんとやれば服装などどうでもいいとはアメリからしい。昔、留学していた時、テレビでアメリカンフットボールを見ていたら、犬がグランドに迷い込んできた。「ウオーターペイトン」とか画面下に出る選手紹介の字幕に「DOG」と出た時は笑った。アメリカ人のこういうユーモアのセンス好きだな。