1.「米消費者物価、6月5.4%上昇」
日経新聞の紙面では、タイトルもおとなしく、淡々と書いてあったが、ブルムバーグの方は「米消費者物価、2008年以来の大幅上昇-市場予想の全てを上回る」とのタイトルであり、記事も「伸び率はブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の全てを上回った。極めて緩和的な金融政策を維持するという米金融当局のコミットメントが試される」ともう少しセンセーショナル。
何度も書くように日本のバブル(1985年~90年)の経験からして、資産価格の上昇で経済は狂乱する。当時、日本では円の強烈な上昇という超デフレ要因があったから、消費者物価が安定したが、今の米国はドルが強烈に上昇しているわけではない。市場やFRBの予想よりはるかにすさまじいインフレが進行すると私は思っている。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-13/QW6O4OT0AFB901?srnd=cojp-v2
2.「日本のバブルから学べ(インフレは過激になる)」
写真の表は、私が講演会用に作った表だ。狂乱経済と言われた日本のバブルは土地と株価の急騰による資産効果で起きた。本来なら狂乱経済は消費者物価急騰の主たる原因。しかし、当時、円急騰という強烈なデフレ要因が、強烈なインフレ要因を相殺した。今の米国は資産高。しかしドル高という当時の日本のようなデフレ要因がない。米国のインフレがFRBの予想や市場予測より、よほどに過激になると私が主張する理由。
3「米国ホームランダービー」
ホームランダービーでの 大谷は 残念だった。優勝賞金は 100万ドル。 一方 16日、17日に開かれる日本のオールスターでの ホームラン競争の優勝賞金は100万円。 100万ドルVS 100万円。昨日の米オールスター戦では球場が超満員 ワクチン接種が進んでいるせいだろう。 あの超密でもマスクをしている人はほぼ皆無。その後の パレードでも 選手も 観客もマスクをしていない。一方 日本ではオリンピック は無観客。街を歩く人は全員 マスク姿。彼我の雰囲気の差は明白。経済の力強さの違いも明白。これ見ただけで世界の人々は、円売ってドル買うよな~。
4.「バッハ氏、ひどし」
私も誤字脱字や、言い間違いが非常に多くて、人のことは言えないのは十分、招致しているが、それでも、彼の立場や時期を考えると、「ジャパニーズ」と言うべきところを「チャイニーズ」と言い間違えた(すぐ修正したが)のはあまりにひどいよな~。