1.「『財政ファイナンス』公言に啞然」
本日12時に新ニュースメヂア「サキシル」に拙稿がアップされました。「安倍前首相の「『国債は子供たちの世代にツケ』は正しくない」は正しくない というタイトルです。無料で読めます。安倍前首相のこの講演会での時局講演は、政府が財政法違反行為をしていることを認めるとともに、ひと昔前なら、立場ある人がそう発言すれば、その国の通貨の「死亡宣告」となったほどの発言です。唖然とするしかありません。
2.「オリンピック大会関係者 行動ルールをどこまで守るのだろうか?」
1964年の東京オリンピックの最大の思い出は、中学の校庭から見上げた自衛隊機が描いた5輪のスモーク。2番目が閉会式。日本人選手団が整然と行進していたのに、続く欧米人選手団はてんでん、ばらばら。「欧米人は規律を守れない。閉会式がめちゃくちゃになってしまった」と私は、大憤慨したものだ。アナウンサーも驚き、非難調だったことを思い出す。日本人進行係は規則正しい行進を指示していたはずだ。しかし考えてみれば、あれが私の最初の欧米へのカルチャー・ショック。今では、ばらばら行進の方が当たり前と思ってしまう。きちんとした行列は独裁国家を思い出すほどだ。その経験からするに「バブル方式」で来日オリンピック関係者を選手村内に閉じ込めようと思っても、彼らは言うこと聞かなくて収拾不能になるのでは?彼らは、法律でない以上、日本人のように官の言うことをおとなしくは聞かない。日本人の常識で考えると、間違いが起きる。すでにその兆候が表れているようだ。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73979420W1A710C2CM0000/