「米国6.5% ,ユーロ圏8,3 %,中国7.9 %、一方日本は0%(予想)成長」破滅の道をたどることになるような愚行は絶対にダメ」他

2021年07月31日

1「破滅の道をたどることになるような愚行は絶対にダメ」

「破滅の道をたどることになるような愚行は絶対に避けなければならない」。財政ファイナンスに対する私の発言だと思う方が多いかもしれないが、これは私の発言ではない。昨日公開された10年前、異次元緩和が始まる2年前の2011年1~6月の日銀金融政策決定会合の議事録に載っている審議委員の発言だ。「ひとたび始まったインフレのコントロールは困難」との審議委員の発言もあった。あの時の日銀マンや日銀審議委員の矜持はどこに行った?当時に比べて財政ファイナンスの規模はケタ外れの規模になっている。それなのにさらなる財政ファイナンスを求める声が巷にも、国会議員の中にもある。まだ破綻が起きていないから、愚行をさらに進めて大丈夫なのか?コップの水が縁まであふれるまでは、なんともないが、コップの容量以上に注げば、コップから水はあふれだす。私はもう限界だと思っている。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74374470Q1A730C2EA4000/

 

2.「米国6.5% ,ユーロ圏8,3 %,中国7.9 %、一方日本は0%(予想)成長」

4-6月期のGDP 成長率は 米国6.5% ,ユーロ圏8,3 %, 中国7.9 %。なのに日本は0%(予想) 今回はコロナ敗戦国のせいだろうが、まさにこの30年間、世界最大規模の借金を積み上げながら世界ダントツのビリ成長だった日本経済を象徴するような成長率だった。それでも何か構造的な問題のせいではないと言うのだろうか?財政問題と同じで日本人には危機感が無さすぎる。円は強すぎる。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74374850Q1A730C2EA1000/

 

3.「米消費支出物価30年ぶりの高水準」

6月の米消費支出物価は、30年ぶりの高水準だ。なんと30年ぶりである。

記事によると[野党共和党は『バイデンフレーション』が賃上げを帳消しにしている」と批判しているそうだ。そんな雰囲気の中で、FRBは最大限の量的緩和の加速をいつまでも続けられるのだろうか?(「テーパリングの開始」とは、マスコミが書くような「量的緩和の縮小」ではない「量的緩和加速度の減速」に過ぎない。テーパリングを開始しても量的緩和は拡大し続ける)

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74374290Q1A730C2EA4000/