1。「コロナ後経済を占う:米国発インフレを『一時的』という人への忠告」
本日、朝6時にニュースサイト「SAKISIRU」に拙稿がアップされました。「コロナ後経済を占う:米国発インフレを『一時的』という人への忠告」というタイトルです。無料で読めます。
2.「The wall street Journalの警告」
昨日のThe wall street Journal の記事。やっと私が主張している「FRBは資産インフレを見過ごした日銀と同じ間違いをしている」とに関連する記事が米国でも出始めたようだ。本日「サキシル」アップした私の拙稿と通じるものがある。
https://jp.wsj.com/articles/rising-rents-pose-risks-to-the-feds-inflation-outlook-11628560756
3.「羽田空港到着出口のPCR モニタリング無料検査」
羽田空港到着便の出口でモニタリングと称してPCR 検査が行われている。無料のせいか、非常に多くの人が受けている。普通に考えれば、コロナ対策で頑張っているな、と思うのだが、どうも、コロナでもオリンピックでも政治理由が目立つので、邪推してしまう。オリンピック反対派の主催なら、期間中、新感染者数を増やしたいのかもしれないし、保守系政治集団なら、選挙が近づくと辞めて、新規感染者数が急速に収まったことをアピールするのに使えるだろう。
何はともあれ、数字が出てくると、人々は、科学的だと思い騙されやすい。だが私のように長く市場にいると、数字データとは「自分の主張に合わせた数字をどう作るかで頭を悩ませながら作るもの」と思ってしまうのだ。たとえば「円安か円高か」も、いつと比べるかで正反対の結論が出る。
コロナがはやり始め、東京都の1日の新規感染者が一桁から45人に上昇した時、新聞に縦軸を大きく取り、急上昇しているグラフが現れた。読者は「大変だ」とびっくりしたに違いない。心象操作だ。あの時、私は「煽っているな~。私なら縦軸1㎝、横軸10cmにして世間を安心させたけどな~」と思ったものだ。実際、今日TV で表示される1000人単位のグラフなら、一桁だろうが45人だろうが、ほぼゼロのところに張り付いている。誤差の範囲である。マーケットに参加している人は、数字を伴う相場予想には、充分注意しなければならない。日常生活でも同じ。