「くすぶるインフレ長期化論」「なにごとも、政府の強権発動より、経済政策で誘導した方がよほどにいい」他

2021年08月12日

1.「ダウ最高値、くすぶるインフレ長期化論(NY特急便)」

昨日の日経新聞夕刊。「ビル・ダドリー前ニューヨーク連銀総裁は『FRBはインフレの上振れを容認してきた分、将来大幅な利上げに迫られ、幅広い年限の米国債金利が押し上げられるかもしれない』と警鐘を鳴らす」まさにその通りだと思う。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN10CL20Q1A810C2000000/

 

2.「なにごとも、政府の強権発動より、経済政策で誘導した方がよほどにいい」

昨日の日経新聞夕刊。ワクチン非接種者がレストラン屋内で食事をする場合などには、陰性証明を取得する必要がある。その費用が自己負担となるそうだ。

私が節電には電力料値上げ、人流を減らすには、高速道路、新幹線、飛行機代の値上げと主張しているのと同じ。政府の強権で接種を促すのでなく経済原理で国民に接種を促す方針。政府の強権発動は、経済政策でも効かない時まで、行わない方がいいと私は思う。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74676340R10C21A8EAF000/

 

3.「聖なる一回性」

昨日の日経新聞夕刊1面に載っている元ザ・フォーク・クルセダーズ北山修氏のエッセイ。「今回も多くの感動があったが、ほとんどがリモートであり、ビデオであり、録画の再生である。無観客で消えた歓声と共に、『ありがたさ』もまた消えてしまった」まさに!と思う。精神科医で臨床心理学者の北山さんらしいエッセイだ。

ちなみに北山さんは九州大学医学部名誉教授、元日本精神分析学会会長、現白鴎大学学長。慶応大学医局員だった北山修氏が、ロンドン研修の直前にアドバイスを求めて電話をくださり、1時間ほど話したことがある。当時、慶応大学医学部助教授(放射線科)だった伯父の紹介だった(たしか伯母の遠縁という話だったと思うが伯父、伯母共に亡くなっているので確かめようはない)。あのザ・フォーク・クルセダーズの北山修氏だと、えらく興奮しながら話した記憶がある。声が裏返っていたかもしれない。もっとも、その時の一回だけしかお話ししたこともお会いしたことはないが。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD0487R0U1A800C2000000/