本日は、朝に第1弾を更新しています。そちらもお読みいただければ幸いです。
「中国恒大事件は、世界経済、日本経済にどう影響するか?」
中国恒大に関するロイター記事。朝書いたように、私も今後
この騒動が経済・マーケットにどう影響していくのかわからない。しかし、リスクテーカーの時は、いつも「最悪シナリオ」を想定してポジションを張っていた(最悪シナリオが起こるという前提でポジションを張っていたということではない。最悪シナリオがたとえ起きても生き残れるのを大前提としたうえで,張るポジションの大きさを決めていたという意味)。朝から(特に外国発の)恒大関係ニュースを読んでいると、一番怖がらなくてはいけない(=最悪シナリオ)は、世界の流動性危機のようだ。その場合、朝書いたように米ドル短期モノ(MMF など)への資金逃避が起こるだろう。
このロイター記事ではアンドリュー・レフト氏が「これが世界経済の背骨をへし折る『最後のわら』になるとは、考えていない」と言い切ったことが書かれている。ただ、前からずっと申し上げているように、世界経済は大丈夫でも、日銀だけは「ロバの背骨を折る最後の1本のわら」を待っている脆弱状態(=債務超過寸前)であり、かつ何があっても、もう何もできない状態なので、より一層の注意が必要だと思う。