1.「日本は『ばらまけ、ばらまけ』 VS 米国は『財政膨張に世論の批判』」
岸田自民党新総裁は29日、「年内に数十兆円規模の経済対策を策定する」と表明した。米国では国債発行枠の上限に関し、財政赤字が膨らむと「世論の反発が起きる」とのこと。一方、日本は「ばらまかない」と世論の反発が起きる。借金額の対GDP比(税金で借金をかえせる難易度)が米国の130%に対し、日本は260%%と世界ダントツの厳しさなのに、だ。大丈夫か、この国は? Xデイの到来で新政権はごく短命の可能性があるので、河野さん落選してよかったのじゃないでしょうか?
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE297XZ0Z20C21A9000000/
2。「日銀出口の困難さ」
本日の日経新聞いわく「日銀は株高局面ではETFの購入を見送り、(中略)、(株は)国債と違い満期償還がないため保有残高は減らない」。日銀が保有ETFを売却すれば、市場を大きく下押しするだろう(なにせ、日銀は日本最大の株主なのだから)ということで処分方法が、いろいろ研究されているが、妙案がなかなか見つからない。しかし、たかが(?)36.2兆円にすぎない話だ。
534兆円も保有している国債はどうするんだ??日経新聞が書くように、確かに国債には、満期がある。そこまでは教科書の話。では現実問題として、政府のどこに償還原資があるのか?政府は、毎年大きな赤字で償還に回す金などない。だから借り換えをせざるをえず、どんどん借金が大きくなっている。自転車操業。
それでは、保有国債を売り出すのか?発行残高の半分を保有している日銀が購入しなくなった国債を誰が買う?大暴落した後でなくては買い手は現れない。長期金利爆謄で日銀も政府も倒産だ。デフレ脱却のために国債爆買いをした。逆にインフレが加速したら、当然、国債を爆売りするか、政府に償還してもらわねばならないはず。どちらも不可能。
インフレに対応出来ない日銀はすでに中央銀行の体をなしていない。つぶして。新しい中央銀行を作るしか出口は無い。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB09A7S0Z00C21A9000000/