1.「朝日新聞に載っている矢野財務次官の警告(ついでに私のコメントも)」
いつもより多少早く3時半に起きて、PC を開いたら、矢野財務次官の発言記事が、ロイターや朝日新聞デジタルに載っていた。私のコメントも。
私のコメントのように、国民の多くが矢野次官の警告を読み、真摯に日本の財政のことを考えれば前代未聞の発言をされた矢野さんの勇気が報われる。将来、矢野さんは、史上もっとも気骨のある国民に寄り添った財務次官と呼ばれるだろう。
https://www.asahi.com/business/reuters/CRBKBN2GY0X3.html
2.「バランスシートOKで財政は大丈夫などといえば海外から笑われる」
朝日新聞に一緒に出ていた「バランスシート上の借金が少額だから破綻しない」という高橋洋一さんのコメントは論外だと思う。理由
①企業の倒産は多くが資金繰り倒産である
②バランスシートで倒産確率がもしわかるとしたら、それは時価会計を採用した場合である。 今、時価会計で日本のバランスシートを作ったら、膨大なる債務超過だろう。
③ましてや国の発表している(高橋さんが役所時代に作られたという)国のバランスシートやらは減価償却を反映していないと理解している(自信は無い)。そんなものはバランスシートなどと巴呼べない
③バランスシートで倒産確率が低いと多少でもいえるのは、(30年くらい前までJPモルガンも使っていた過去の遺産である手法)の「ある一定期間(JPモルガンの場合3週間だった)に資産を流動化できる額>その期間に流出する負債額」(=すなわち資金繰り倒産をしない)に過ぎない
④国の流動資産は国民の年金の積み立て分が大きい。それを払いだされたら我々の年金はどうなる?
⑤高橋さんの言う流動資産とは地方への買し付け金とか水郷**管理組合(?)への貸金とかが多い。そんなものは流動資産だろうと国債の満期支払いにはなんの役にも立たない。ましてや国道の一部を国債の満期に償還金として現物支給されても困る(国道だから通行料を取るわけにはいかず、補修費の負担がのしかかる)
他、ちょっと考えただけでも、いろいろある。