１「インフレでバイデン支持率低下」
昨晩の夜７時のNHKで、バイデン米大統領の支持率が落ちているというニュースをやっていた。理由は２つ、インフラ法案の成立が遅れ、「政策実行能力のへの疑問が出はじめていること」と、「インフレ」だそうだ。「このままでは、インフレで生活が苦しくなる」との不満が大きいからとのこと。黒田日銀より、はるかに政府より独立している（＝政府に媚を売らない）FRB も無視するわけにはいかなくなるだろう。このままいくとFRB に非難が集中する可能性もある。テーパリングを開始したと言っても、バランスシートが大きくなり続けている（＝お金をますます供給している＝金融緩和の加速）のだから、インフレが加速していくのは当たり前だ。テーパリングを急速に終わらせ、早め早めの、そして大幅な利上げが起こると私は思っている。
２．「黒田日銀の罪」
私が金融マンの頃、日銀には絶対破ってはいけないルールがあると（プロの間では）信じられていた。そして日銀マンには、それを破らないだけの中央銀行マンとしての矜持があると思っていた。それを黒田日銀は、ごく当たり前の」ように破った。そのルールとは①財政ファイナンスには加担しない②通貨の安定性を脅かさないために、債務超過を起こす可能性のある金融商品（株、、長期国債）を資産として保有しないこと。この２つを黒田日銀は堂々とかつ大胆に破った。それが今の日銀の窮状（頭の良い黒田総裁は、今、充分理解しているだろう）を招き、日銀廃止（＝新中央銀行の創設、新通貨の発行）との結果を招くことになる。
３．「あいかわらず、ちんぷんかんぷんな『統合政府論』」
相変わらず「統合政府で考えると財政は健全だ」と、ちんぷんかんぷんなことを言っている人がいる。昨日来たリツイートは「生産力無視して池田信夫と慰め合ってるからダメなんだろう。 現在5京に見合う需要や生産力があるわけないわ。現状に見合う程度の積極財政やれと言ってる人達はいるが、5京とか小学生みたいな事言ってるの財政破綻ビジネスの連中だけですよ。 話は変わりますが『城から黒に変わる』とは新語でしょうか？」
私の回答は以下の通り。
「全く理解力が欠けている方ですね。統合政府論では『政府負債と日銀資産は相殺されるから、国債発行は国の借金ではない。だから財政は健全だ』という主張だから、それでは５京４０００兆円でも、それが言えるのか？と問いているのです。５４０兆円の国債発行が借金ではないのに５京４０００兆円だと借金になるのか？国の借金ではなく財政は悪化しないというのなら、それを基に一人１０００万円でも１億円でも配ればいいでしょと言っているだけ」
今朝、応援リツイートをいただいた。「数字を極端に振ってみるのは、考えが正しいか検証する常套手段。藤巻さんの説明はすごく分かりやすい」
４．「アメバTV or アベマTV」
昨日、アベマTV のことアメバＴＶと誤記したら、非難メールが数通きた。
「アメバTVってなんですか？アメーバを紹介しる番組かなにかですか？」
私の回答は以下の通り。
「失礼。私は、昔から、家内の名前さえ間違わなければ、悲惨な目にはあわないと思っていますので。一方、金融政策や財政政策を間違えると国民が地獄を見るので、絶対間違えてはいけないと思っています」