「黒田日銀総裁はもう金融政策に興味を失っているのでは?」「NY 出張中のマネックス会長・松本大氏のつぶやき」他

2021年12月03日

1.「米国行き延期」  

12月に次男夫婦のいるボストン行を予定していたが、オミクロン騒動で急遽、来年に延期することにした。航空券、ホテル、レンタカーの保険等やっとキャンセル手続きが終わった。幸いなことに理由が理由だけにほぼコスト無し。

もともと日本帰国時は10日の自宅軟禁が必要だったが、それなら何とか耐えられると思っていた、しかし、どうも14日間の政府施設下での監禁に変わりそうな気配だったので「それは勘弁」と延期決定。オミクロン前から、コロナに対する日米のスタンスの違いを痛感していた。米国は「コロナと共生」、日本は「経済2の次」。どちらが良かったのかは、いずれわかる。

2.「黒田日銀総裁はもう金融政策に興味を失っているのでは?」

今朝、某識者/オピニオンリーダー氏がSNS.に「久しぶりの飲み会。黒田日銀総裁はもう金融政策に興味を失っているのではないか。と、私と同じ意見の人がいた」と書かれていたので、私は意見を付記しておいた。「興味を失ったというより、もう金融政策を行う手段を無くしたから、やる気を失ったという方が正しいのでは?(自業自得ですが)。彼の今の興味は日銀の出口ではなく自分自身の出口」

 3.「NY 出張中のマネックス会長・松本大氏のつぶやき」

昨日の マネックス証券会長 松本大氏の 呟きが 面白い 。米国と日本 の差が浮かび上がる。これだから米国経済は強い。コロナ対策は(自粛&バラマキ)ではなく「ワクチン確保」だとつくづく思う。

「 ニューヨークで 次から次へと会議をしています。 そして毎晩 ビジネスディナ。 ディナは  ぎゅーぎゅー詰めに座って 怒鳴るように大きな声で喋って 、それでうるさいのでさらに大きな声で喋って(略) 町も12月の飾りつけがされて明かりが 点くので夜は大混雑。 マスクをしている人もまばら。 一方でワクチンのブースター摂取も進んでいます。ワクチンを打ちながらマスクも外して 暴露する(略) 給料をどんどん上げ しかし物価もどんどん上がる(略)  この地にいると、 早くブースター接種を打ちたくなります。 しかも誰でも(私でも) 簡単に打てるし」

4「社会主義国家・日本」

大声で、ビジネス・チャンスを議論する、成功すれば大金持ちになれる夢がある米国。相続税など基礎控除が巨大でほとんどの人には無縁の国、米国。一方、リーダーたちにとって。ビジネス・チャンスよりも相続税対策の方が重要な話題の日本。成功したら分配でほとんど所得税と相続税で持っていかれる日本。どちらが国として発展するか?と聞かれれば、聞くまでもなし。国が発展しなければ給料など上がるわけがない。全世界で相続税が廃止、軽減化されている理由を考えてみるとよい。日本は相続税の超重税国家だ。社会主義の典型。経済が低迷するのも当たり前。

 5.「何が『新しい資本主義』だ。『新しい社会主義』の間違い」

私が新資本主義の信奉者なのは、実際この目で、サッチャー革命(ロンドン在任中)やレーガン革命(JPモルガン時代)の成果を目の当たりにしているから。米国の強さと輝きをJPモルガン勤務中に嫌というほど実感しているからだ。私が社会主義がダメだと思うのは、ベルリンの壁崩壊1か月後にJPモルガンが東ベルリンで会議をし、社会主義国家を実感したから(それを見聞するのが主目的の会議だった)。日本は典型的社会主義国家だ。私の外国人部下のほとんどが日本で働いた後、「日本は世界最大の社会主義国家」と言いながら帰国していた。大きな政府、規制過多、結果平等税制は社会主義国家の典型。社会主義国家が廃れるのは歴史が証明している。

 6,「ユズ豊作」

今年はゆず豊作。うれしいけど、有難みは半減。日本中の家庭全部でこれだけのゆずが採れれば、物々交換では何も譲ってくれないだろうな。紙幣の刷りすぎも同じ。

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