「大きなベクトルの変更」「バラマキは国民生活の地獄化につながる」他

2021年12月21日

1.「大きなベクトルの変更」

非常に劇的なマーケットのトレンド変更が近づいていると思う。ドル/円は1972年までの360円時代から2011年の70円台後半まで円高が進んだ。そこから多少円安に振れたがそれからの10年間は円高圏でウロウロしていた。今後大きな円安の流れが出来、いずれ円は消滅してしまうだろう。

長期金利も異次元の量的緩和でマイナス金利をつけたが、昔のように長期金利5%、10%の時代に戻っていくだろう。日銀の異次元緩和でだぶついた資金が、少しでも高い金利の海外債券を買い漁った結果が世界金利の超低金利化だと私は思っている。日銀の危機が近づいていることにより、これも大きな巻き返しがあるだろう。いずれにしても日本の財政赤字拡大放置(=バラマキ放置)と市場経済の放棄(=本来なら財政赤字が溜まると長期金利が上昇し警戒警報を鳴らすのに、日銀が市場に参加、それもモンスターとなり警戒警報のスイッチを切った)のせいだと思っている。この大きなトレンドを感じられないと手痛い目に合うと私は思っている。

 

2.「バラマキは国民生活の地獄化につながる」

12月18日のこの記事は大変良く書けているとは思うが、円安の副作用に関しては、物足りないものがある。

現時点での円安は黒田総裁の言うように「日本経済にプラスに作用する」どころか、「国内の非製造業や中小企業の悲鳴が強まる」などという副作用をもたらすだけではない。最大の副作用は、輸入インフィレで引き締めが必要な状態になるのに、日銀が何も出来ない(=出口が無い)ことを世界に露呈してしまうことだ。財務内容がズタズタの中央銀行から、健全財務の中央銀行へと、とっかえをしないとハイパーインフレが収まらなくなるということだ。それは円の紙くず化、石ころ化を意味する。国民にとっては地獄だ。すべてバラマキを許し、財政赤字を放置したツケである。誇大表現ではあるが、10万円のバラマキが円ンの紙くず化(=国民生活の地獄化)を招く可能性があるということだ。(注:もちろん10万円のバラマキだけが円崩壊の理由ではない、たとえ、である)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB172XC0X11C21A2000000/

 

3「木久扇師匠、木久蔵使用親子会 &鈴木康博(元オフコース)ライブ」

木久蔵師匠

Ⅰ昨日の日曜日は13時半から北鎌倉円覚寺内の佛日庵で林家木久扇師匠、木久蔵師匠親子会(落語)&鈴木康博さん(元オフコース)ライブへ。午前中は家内の祖父母の入っている円覚寺にお墓参り。その後、円覚寺佛日庵へ。暖かな冬の日曜日を日向ぼっこしながら、まったり楽しんだ。

木久蔵師匠③

(↓ 建長寺の塔頭の軒先で干していた大根。あまりにおいしそうだったので)

木久蔵師匠7

 

木久蔵師匠②

佛日庵(北条時宗御廟所)での落語会、最初は大関清国関の長男の林家きりん(身長192cm)さん、肩の力がぬけて、ずいぶんお上手になった。冒頭、「先日、『旦那に載ってもらいたい車ランキング』を読みました。1位はベンツ、2位はレクサス、3位はBMW,その他「霊柩車」というのもありました」。上手いと家内を見たら、あまりに大うけしているので複雑な気持ちになった(笑い)・鈴木さんのライブの最初の局は、NHK「みんなの歌」用に鈴木さんが作曲、林家木久扇師匠作詞した「空とぶプリンプリン」。林家ファミリー(木久扇師匠、木久蔵師匠、木久蔵師匠の長男コタ君(すでに落語会でデビュー済み)、長女久美子ちゃん)と鈴木さんが合唱している曲だ。(↓大根の写真は建長寺の塔頭の一つに垂らしてあった大根、あまりにおいしそうだったので)

 

4.「落語&ライブの後の忘年会」木久蔵師匠6 (右から佛日庵住職、木久蔵師匠、鈴木康博さん、私)

林家木久蔵師匠、元オフコースの鈴木康博さん、佛日庵住職他、関係者で「落語&ライブの後の」の忘年会。いつも打ち上げを行う仲間だ。コロナ禍だったので、2年ぶり。日常が戻ってきた。オフコースのメンバーは皆、私の長男・健太の先輩だが、大学は鈴木康博さんは東京工業大学に進み、制御工学を学んだそうだ。

「全く関係ない世界に進まれましたね」と聞いたら、音楽にITを持ち込む際にすごく役に立ったとのこと。「コンピューターで音楽」を日本で最初に始めたのが鈴木さんとのこと。学問はどこでも役に立つ。

(↓ 木久蔵師匠、奥様、家内、勝野洋輔さん(勝野洋・キャッシー中島夫婦の長男の手芸家・デザイナー・HKの「すてきにハンドメイド」の司会者))

木久蔵師匠④

(↓鈴木康博さんにお願いした歌を聞き入る勝野さん、家内、住職奥様)

木久蔵師匠5 帰りは、木久蔵さん師匠の奥様の運転の車で勝野洋輔さんと共に家まで得っていただいた。木久蔵師匠は、いつも明るく、話もうまく(落語家だから当たり前か?)一緒にいて本当に楽しい。性格も抜群。