「本日より大河ドラマ『鎌倉殿の13人』スタート」「今年、マーケットに激震が走るか否か」他

2022年01月09日

1.「本日より大河ドラマ『鎌倉殿の13人』スタート」

本日より私が後援会長をしている坂東 彌十郎さんがNHK の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」」に出演する。北条時政(小栗旬の父親)役で毎週出演だ。毎週の楽しみが増えた。坂東 彌十郎よろしくお願いいたします。」

 

2。「今年、マーケットに激震が走るか否か」

日経新聞7日の記事曰く「(FRBの昨年12月の議事録では)22年3月にも利上げに動く可能性を示し、早期に保有資産の縮小を始める構えもみせた。世界の市場は動揺し、」とある。日本人は利上げにしか注目していないが、よっぽど重要なポイントは「早期に保有資産の縮小を始める構えもみせた」の部分だ。日本ではテーパリングを「量的緩和の縮小」と誤訳しているから、「早期に保有資産の縮小を始める構えもみせた」のショック度が理解できていない。売りオペが始まれば景色は現状とは全く違ったものになる。山登り(=3月にテーパリング終了時が山頂)から山下りに代わるのだ、それも急坂を下る。米長期金利は跳ね上がり、ドル/円もぶっとぶだろう。

これだけインフレがすさまじいと、2015年から18年の利上げ時のように、売りオペを回避し満期待ちでバランスシート縮小を図る時間的余裕はないはずだ。売りオペは必ずあるだろう。

日経新聞を読み限り、マスコミにも日本人の市場参加者にもそのショックに対する認識はほぼ無い。だからこそ日本人に取って、売りオペがなされるときの衝撃は一層大きいと思料する。再起不能にならなうように気をつけたほうが良い。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO79017660X00C22A1EA2000/

 

3.「今年のFRB 売りオペの可能性」

詳しくは1月2日のSAKISIRUに書いた2022年は「ツケ払い」の年…日米金利差拡大で、円、株、日本国債の市場に激震か」を読んでいただきたい。今年のマーケットの最大注目(=マーケットの激震要因)ポイントはFRB が売りオペをするか否か?だという内容だ。

https://sakisiru.jp/18117

 

4.「競争こそが野心の源泉」

1月6日(木)の日経新聞1面記事。キラキラ光る文章がちりばめられている。

記事曰く「バイデン大統領は「競争のない資本主義は資本主義ではなく、搾取だ」と主張し」「『アニマル・スピリッツ(野心)が失われると資本主義は衰退する』。英経済学者のケインズはこう説いた。野心の源泉となるのは競争だ」。競争よりも格差是正を金科玉条として分配を最重要項目として邁進した日本経済のなれの果て(=40年間の断トツのビリ成長)を説明するのに適切な文言だ。何度も書くが、私の部下だった外国人が赴任を終えて帰国するときに、必ず口にする言葉が「日本は結果平等を国是とする世界最大の社会主義国だ、」である。社会主義は敗退する。日本だけを「資本過ぎは終わった」などと発言する識者はおこがましい。資本主義に対して失礼である。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL066Y60W1A201C2000000/

 

5.「坂東 彌十郎後援会長」

2月10日に出身校(東京教育大学付属高校(現・筑波大付属))のOB会で講演をすることになったのだが、紹介の肩書を何にするか?と聞かれた。「元モルガン銀行(現JPモルガン・チェース銀行)在日代表兼東京支店長」にしたが、「『元一橋大学非常勤講師』『元ジョージ・ソロスアドバイザー』『前参議院議員』とかあるけど、どれがいいかな~」と考えた。その時思い出したのが、モルガン時代の部下ウスイ嬢に言われた言葉。「フジマキさんは元とか前とかでしか勝負できないんですよね~」。そうか~。現在の肩書といえば「坂東 彌十郎後援会長」というのがあった。それを家内に言ったら「今までのあなたの人生の肩書の中で一番かっこいいのがそれよ。文化人みたいでいい」だそうだ。そうか、やっぱり「坂東 彌十郎後援会長」にすれば、よかったかな~?でもこの肩書で、金融の講演をするのはちょっとな~。

 

6.「お正月」

静かな正月だった。オミクロンより「お餅をのどに詰まらせるのではないか」と心配だったが、詰まらせることもなく無事正月を乗り切った。1日は年賀状の返信を書きながらTV でマラソン観戦。2日は年賀状の返信を書きながら箱根駅伝とラクビーのTV 観戦。

3日は、例年恒例の箱根駅伝の(家内の出身校の)青学を応援@芝公園

青学

5日は18時から後援会長をしている坂東新悟君出演の新春大歌舞伎@歌舞伎座。 岩戸の景清」の朝日役。顔の表情や凛とした立ち振る舞いで、ますます自信がついてきたのがわかる。

6日から8日までは加賀温泉・能登半島の旅。

小松空港へ

6日は、大好きな温泉宿の一つ加賀山中温泉「かよう亭」へ。上口社長といつものように歓談。この宿は我が家に戻ってきたようなリラックス感がある。

かよう亭③

かよう亭④

本日、明日と旅行中の食べ過ぎをテニスで解消しようと思ったが、木曜日の雪でしばらく使えないとのこと。がっかり。

(↓田んぼの真ん中のあぜ道で車を止め、白山を見ながらおにぎりで昼食。ぽかぽか天気で最高のぜいたく。(これで電柱があると興ざめになる))

小松空港③

(↓きっと今年最初で最後の蟹)

かよう亭①

((↓上口社長夫婦と)kayoutei

(↓能登の荒海)

 能登の荒海

7「お正月の飾り」

街中では、残念ながら正月飾りがあまり見られなくなった。歌舞伎座や宿屋に正月を祝うしきたり、文化が残っていることをうれしく思う。

(↓ 歌舞伎座の正月飾営)

お正月②

お正月①

お正月③

(↓かよう亭の正月飾り)

かよう亭⑥

お正月5

8.「白川前総裁とフジマキの性格はかなり違う」

旅行中にtwitterに以下のリツイートをいただいた。「白川元日銀総裁と藤巻さんは IQ  金融知識は ほぼ互角だと思いますが。w   性格はかなり違うと思いますが」

私の返信は以下の通り。

「私も白川さんとは性格がかなり違うと思っています。白川さんの方がかなり大人です。ただ私みたいな性格でないとディーラーにはなれないでしょうね。もっとも白川さんは、ディーラーになる気は毛頭ないと思いますが(笑)」