１．「インフレ進行」
共に本日の日経済新聞に載っていた宣伝。日本もどうやらインフレ懸念が出てきたようだ。インフレ/デフレとハイパーインフレは発生原因が異なる。前者はモノやサービスの需給のアンバランスで起こるが、後者は中央銀行の信用失墜で起こる（最大の理由は中央銀行の債務超過）。しかし財政ファイナンスを過激にやってきた日本では他国と違い、インフレが起きるとハイパーインフレになる可能性が極めて強い。日銀がインフレを抑えようと金利を引き上げれば日銀が巨大の債務超過（=ハイパーインフレの原因）になるし、金利を引き上げないと、とどめもなくインフレが加速し、日銀の機能不全が明らかになり、日銀は信用を失う。てその発行する通貨・円は暴落（＝ハイパーインフレ）だ。政府は中央銀行のとっかえを余儀なくされる。円の廃止（ハイパーインフレの段階で紙くず化だが）だ。こんな時に長期債を買う人の気が知れない。
（ここからは皮肉）それを回避するためには「インフレになったらインフレを抑える手段がある」と主張していたMMT論者にお任せするしかない。正統派金融論では無理だ。
２「ブースター接種」
土曜日夜にブースター接種、昨日は「左手上腕が痛いな、副反応かな～」と思ったが、よく考えてみると、打ったのは右手にだった。接種会場では、私の前に並んでいた９０歳くらいのおじいさんが、スタッフの人に「どこか悪いとこありますか？」と聞かれ、「そりゃ、この歳になると、どこもかしこもガタガタだよ」。「そういうことじゃなくて今日、どこか特に悪いとこありますか？」スタッフも大変だ。そういえば、昔、運転免許更新センターで、目の検査をしていた８０歳くらいのお爺さんが「わかりませーん、わかりませーん」と響くほどの大声をあふぇていたが、係の人に「あのね～、一つでも見えないと不合格なんだから、そんなに自信もって答えないでくれる？」と言われ、ふき出しそうになったこともあったっけ。