「ロシアで今起きていることは明日の日本で起きること」「FRBにあるロシアの銀行の口座を強制的に閉鎖するのも一法」「黒海上空におそらくグローバルホーク」他

2022年02月28日

1.「ロシアで今起きていることは明日の日本で起きること」

ロシアはルーブルの下落で起こるインフレに対応するため金利を20%くらいまで引き上げなければならないと言われている。ATMに長い行列が出来ているとも聞く。ルーブルを下ろしてモノやドルに変えようとしているのだろう。ルーブルの下落はSWIFT参加禁止により、ドルとのリンクが外れることによるルーブルの信用が失墜したから起きた。まさにこれから日本で起きようとしていたことが、ロシアで先行して起きているように思える。

 

2「FRBにあるロシアの銀行の口座を強制的に閉鎖するのも一法」

SWIFTとは単なるコミニュケーションツールでしかない。実質ロシアの銀行がFRBに口座を持つのを拒絶されたのと同じが起きる。米国が前面に出るのなら、

FRBにあるロシアの銀行の口座を強制的に閉鎖しても同じ結果のはずだ。欧州が前面に出るからSWIFT使用禁止策なのだろう。

FRBに口座を持つのを拒絶されればロシアの銀行はルーブルをドルに換える手段を失う。逆にアメリカの銀行はルーブルを得る手段を失う。

同様に米銀が(債務超過を理由に)日銀当座預金口座を閉鎖すれば日本は円をドルに交換する手段を失う。円は暴落する。円の暴落で起こるハイパーインフレに対応するためには金利大幅に引き上げるべきだが、すでに債務超過にある日銀は出来ない。さらに債務超過がでかくなってしまうからだ

金利を引き上げても中央銀行が債務超過にならないロシアより我が国は国民が、より悲惨な目にあってしまうだろう。「財政ファイナンスは禁じ手中の禁じ手」とは、伝統的金融論が教えるところである。中央銀行を政府から独立させた理由である。その先人の知恵を大胆に破った黒田日銀、MMT論者、積極的財政論者の罪は大きい。

 

3.「キプロス危機での経験」

キプロス危機の際、キプロスを租税回避地としていたロシア人や裕福なキプロス人は資本規制に対抗し暗号資産に逃げた。その経験のあるロシア人は、ドル交換が難しくなった今、ルーブルの暴落の対国策として暗号資産を感がるかもしれない。

 

4.「黒海上空におそらくグローバルホーク」

次男弘は、小学校低学年の時、JAL のマイルで本物の飛行機のシュミィレーターを操縦し、参加者の中で一番上手だと褒められていた。毎日、学校から帰ると、PCの飛行シミュレーターで遊んでいたのだから当然かも。そんな弘は今でも飛行機大好き人間で、ハワイにセスナを操縦しに行ったこともある。1時間3万円程でホノルルの上を免許なしで操縦させてくれるそうだ(もちろん本物のパイロットが横に座っている)、タッチ& goではタッチダウンまではやらせてくれたそうだ。ただGoはプロがやったとのこと(日本では考えられない) 。というほどの飛行機好きのせいか、今でもフライトレーダーをよく見ている。昨日、「フライトレーダー見ると黒海上空と周辺国上空には最近常に複数の米軍機が飛行しているよ。一番長期間飛んでいるのは、おそらく無人機のグローバルホーク。黒海上空は金曜の時点でzero fly zoneに設定されていたから、飛んでいるのは高高度の無人機。周辺国は通常の有人機だと思うよ」とラインしてきた。アメリカはウクライナ問題に直接手を出さずに遠くから見ているイメージがあるが、それなりに監視はしているようだ。この後。メールで「以下のtwitterによると(地図画面を拡大するとよくわかる)やはりグローバルホークみたいだね。あとこのリプ欄にポーランドなどの上空を飛んでいる米軍の情報もある」と教えてきた。

「ただ、グローバルホークは高度1万8000メートルを飛び、有人機は1万キロだから交戦の可能性は無いだろうね」とのこと。

https://twitter.com/airlivenet/status/1497272156333514754?s=20&t=3vKtHX_pDUn8y5eTj2E6pg