1.「MMT 論者は何故黙ってしまったの?」
昨日、バイデン大統領は一般教書演説で「私の最優先課題は物価の制御だ」と発言した。それならケルトン教授らMMT 論者は、大統領に「大増税しろ、財政大緊縮しろ。それでインフレを抑え込める」と主張すると思っていたら黙りこくっているのはどうして?MMTはインフレでない限り紙幣を刷って大丈夫。インフレになったときは大増税や財政引き締めで抑えこめるという理論ではなかったの?ケルトン教授らが黙っているなら日本のMMT論者が米政府にそう教えてあげればいいじゃないの。 洟も引っ掛けられず門前払いもいいところだとは思うけど。日本のMMT論者も黙りこくっちゃったのはどうして?都合が悪いとだまり込む宗教なの?
2「MMTとは『M(未来は)、M(もっと)T (大変だ)理論』」
昔、元毎日新聞論説委員の福本さんが毎日新聞紙上でMMTとは「M(未来は)、M(もっと)T (大変だ)」理論と揶揄していたが、まさにその通りになりつつある。財政ファイナンス(=MMT の実践)とはまさに、歴史の教科書が教える通り、また伝統的金融論が教える通り、「ジリ貧(=デフレ)を脱しようとしてドカ貧(ハイパーインフレ)に陥る」政策だ。
3.「3月切り債券先物を売った人はどうなったか?」
「3月切り債券先物を売った人はどうなったか?」ど、私のtwitterに以下のメールが来た。「先のこととしては日本の国債先物が上がって金利は下がっている。3月限月の売玉は赤字かな。まあ、次で下がるだろう」とのリツイート。
私の回答は以下の通り。
「私も6月桐の値段はかなり大きく下がっていくと思います。ショートが賢明。「3月限月の売玉は赤字かな」とのご指摘に反して、3月切りをショートしていれば儲かったはずです。なにせ3月切りが活発になった12月初旬の値段は152円前後。今は151.11円、売った人(=長期金路上昇を予想した人)の勝ち。「
4.「東芝(日本は資本主義国家ではない一例)」
昨日の日経新聞。東芝は私の父親が勤めていた会社だけに非常なる愛着がある。ただ外資の経営陣にいた私には「株主に歩み寄り、3月24日の臨時総会で賛否を問う構えだ」の部分だけには、どうしても違和感を感じる。米国人にとっては「会社は株主のモノ。ピリオッド」経営者は株主に雇われているに過ぎない。それが真の資本主義。会社に株主、経営者、従業員組合、地方政府、親銀行がいる日本の社会主義的資本主義は世界では異例な姿だ。
私が八百屋を開店させて店番を雇ったとき、八百屋経営について、店番が出資者にあれこれ指図するのか?ということ。大企業で公開しているから八百屋とは違うとおっしゃるかもしれないが、それは株主(持ち主)が一人ではなく多数になっただけ。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC015LJ0R00C22A3000000/