「酒飲んで当分寝ていろ」「1ドル=140円?」「米国はドル売り介入を許すか?」他

2022年03月23日

1,「酒飲んで当分寝ていろ」

今朝、妹からラインがあって「ものすごい円安進行だね。もうそろそろ持っているドル売った方がいい?」と聞いてきたので「まだ始まったばかりだ。「酒飲んで当分寝ていろ」と返答しておいた。

 

2.「1ドル=140円?」

ある識者でありかつオピニオンリーダーの方から私のFB にメールが来た。

「140円?」

私の回答は以下の通り「140円で止まるなどとは私は全く思っていません」

 

3.「米国はドル売り介入を許すか?」

昨日、以下のリツイートが私のtwitterに来た。

「万が一、このまま円安が止められなかった場合、ドル売り介入をアメリカが許してくれるのでしょうか?今回はある意味、通貨戦争だと思うので、アメリカはドル売り介入は許さないような気がするんですが😰」

私の回答は以下の通り・

「アメリカの現在の最大の利益はインフレ抑制です。ドル高はその対処法として最も強力な武器。それに反するドル売り介入にいい顔をするわけがありません。どんな国であれ本音は自国ファーストですから」

 

4.「まずはハイパーインフレを生き延びることを考えよ」

昨日、以下のリツイートが私のtwitterに来た。「原理的に財政ファイナンスが続くはずは無いと思っています。これからでもドル資産を持ちたいのですが、財産税など政府からの没収を本当に回避出来るのか、心配してます」

私の回答は以下の通り・

「金融財産税が導入されるにしろされないにしろ、その前にインフレ税で富の募集です(税の形をとっていないインフレの形で国民の財産の没収する。最たるものがハイパーインフレ。インフレとは債権者(国民)から債務者(日本で最大の債務者は政府)への実質的富の移行ですから。政府は究極の財政再建、国民生活は地獄。まずはハイパーインフレを生きのびることを考えるべきです。円だけを保有していれば財産など跡かたも無くなってしまうので財産税の心配をする必要もなくなります)

 

5.「ドイツを見習え」

別の識者でありかつオピニオンリーダーの方から私のFBに以下のメールをいただいた、「コロナ禍やリーマンショックの時に国債を発行するのは、やむを得ませんが、日本は1980代後半のバブル期を除き、50年ほど前から、歳出の30%前後を国債で賄っています。これは、日本の政治や政治家の特殊性によるものとしか、思えません。ドイツ🇩🇪などは、よっぽど景気が悪くならない限り、財政収支の均衡を目指します」私の返事は以下の通り。「そうですよね、ドイツとスイスは財政均衡条項が憲法に入っていますから。憲法に入れれば、日本のようにせっかく作った財政法第4条を上位法の特例法で、ひっくり返せなくなります」

識者&オピニオンリーダーでもある方からの再返信はいかのとおり「全くそうですね」

 

6.「為替マーケットは超巨大」

先ほど、私のtwitterに、以下のリツイートが来た。「適当な事言って煽ってんじゃねー」

私の返信は以下の通り.

「と、あなたに言いたい。世界中の人々が参加している為替マーケットは巨大すぎてMMTerがいくら煽っても動くものではない。経済の基本的なファンダメンタルズに反した煽りではびくともしない」

 

7.「これほどトレンドがはっきりしているときは毎日の値動きに気を取られるな」

お勧めしていたTMV(米債券ベアファンド=長期金利が上昇したら利益が出るファンド)の価格は年初来、44%上昇している。しかし1~2か月ほど前には「変なもの進めるから損してしまったではないか」とのクレームが来た。私は別に読者の方から謝礼をいただいているわけでもない。指南料をいただいているわけでもない。儲かっても謝礼や謝辞を寄こさないのに(注:別に全くいりません)、損した時だけクレームを寄こすのだけは辞めていただきたい。それ以上に申し上げたいことは、今は全ての金融商品でデイトレードをするのは辞めろ!ということ。これほどトレンドがはっきりしているのだから、一度仕込んだら、そのままで、毎日の値のアップダウンなど気にしないこと。

 

8.「累進をきつくして借金返済原資に出来るか?」

昨日、以下のリツイートが私のtwitterに来た。「ハイパーインフレが来るぐらいなら累進資産税を導入して欲しいなあ」

私の返信は以下の通り.

「ハイパーインフレが嫌なら大増税ですが消費税を上げるしか大幅に税収を増やす方法はありません。累進をきつくしたところで日本で高い税率がかかるほど稼いでいる人はごく少数。いくら累進税を厳しくしても増える税収はごくわずかです。バラマキによってもらった分以上に消費大増税で国にお戻しするだけ」

 

9「預金は預金保険で保護されるか?」

「いやいや、藤巻先生、預金保険の上限までは『額面で』保護されます。ただし、その保険金支払いの原資も財政破綻した政府ですから「額面で」補償されて、どこまで価値があるかはその時の円の価値次第かもしれませんが。(後略)」

私の返信は以下の通り.

「おっしゃるように保障されるのは額面までです。なお、預金保険機構の預金保障の原資は民間金融機関が払っている保険料ですが、地銀が2,3行つぶれた段階で底をつくと記憶しています」