1.「日銀の動きは断末魔の叫び、最後のあがきか?」
指値オペだけかと思ったら、30日は異例の臨時オペを発動し1日では9年ぶりの2兆3000億円を購入したそうだ。さらに日経新聞のこの記事には「為替安定が望ましい」と為替介入をにおわせる発言まで書いてある。長期金利高、円安というファンダメンタルズに反して、ひっしゃきになって抵抗する日銀が哀れだ。ファンダメンタルに反して、市場を力づくで抑え込もうとするのは社会主義国家そのものだ。そのような試みをした中央銀行は、過去、ことごとく敗れている。昨日、そして本日もそうあろうが、日銀の動きは断末魔の叫び、最後のあがきのように思える。明日からは、この反動で、とんでもない期初が始まりそうな気配。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO59552370Q2A330C2EE9000/
2.「日産「シーマ」今夏生産終了へ」
1985年―90年のバブルの象徴が、日産シーマだった。「シーマ現象」という言葉がはやった。狂乱経済の結果、当時の日産の最高級車「シーマ」がバカ売れした。資産効果(株や不動産を持っている人がお金持ちになったつもりでシーマを買う。それを見て投資家が日産の株を更に買いあげるという好回転)だ。
そのシーマが今夏消える。40年間、世界でダントツのビリ成長しか出来なかった日本経済のXデイと共に消え去るのは日産も乙なことをするな~。
今までは、政府主導経済にも関わらず(本来それなら税金を多額にとらねばならなかった)、充分な税金を取らなかったから借金が極大化して、危機を迎えようとしている。これに懲りて「小さな政府&少ない税金」で民間主導型国家にしなければ日本は三流国のままとなる。競争も導入しなければならない。「小さな政府&少ない税金」か「大きな政府&高い税金」のどちらかの選択だ。もちろん、私はばりばりの前者論者だ、欧米で学び欧米企業で働いた経験からだした結論。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC30DGH0Q2A330C2000000/