(本日第2弾)「日米金利差拡大は織り込み済みか?」

2022年04月04日

本日は午後に第1弾を更新しています。そちらもお読みいただければ幸いです。

先ほど私のtwoiter に以下のリツイートが入った。「アメリカの経済・金利の状態とか日本の状態とかすべて分かってる状態で今のドル円の数値なんだから、これ以上、何か円安に進む新しいニュースでも出てくるの?もうほぼ出てるじゃん、もう円を売りたい人は売ってるし」

私の回答は以下の通り

「それは素人の考えです。為替には直物市場の他にそれと並ぶくらいの規模の先物市場があります。金利差が広がると、この先物市場にドル買いが入ります。これは実際に金利差が開いた後でないと魅力的にならない取引です。ですから織り込み済みという概念はありません。先物のドル買いは、その仕組みからしてドルの直物買いと伴います。ですから日米利差が開くたびにドル買いが発生するのです。何度も書きますが、キャリートレーなどやっている人はFX の
Mrs WATANABE と財務省の為替介入くらいでプロはやっていません。プロが行うのはドルの先物買いですが、コンセプトはキャリートレードと同じです。金利差拡大すれば儲けの確率がどんどん上がる取引です。キャリートレードと同様、日米金利差が開いて初めて魅力的になる取引です。だから日米金利差拡大が市場に織り込まれているなどということは無いのです。金利差拡大のたびに強いドル買い圧力が生じるでしょう。」