1.「本日は9時から衆議院財政委員会で日銀ヒアリング」
黒田さんは、日銀の債務超過の瀬戸際や円安進行が問題になっている今、国会に呼ばれるのは嫌だろうな?それとも国会議員なんて、何にもわかっていないから、ごまかすの簡単だと余裕しゃくしゃくか?本日の黒田総裁の発言に注目
2.「今後、間違いなく日米金利差は広がる、それは強烈なドル高/円安要因」
昨晩、私のtwitterに以下のリツイートがあった。「金利差の広がりと為替の変動がリンクしていなければいけないが、過去は必ずしもそのようになってないと思うが、一つの要因ではあるのだろうが」
私の回答は以下の通り
「かってこれほど確実に日米金利差が開くと断言できることはなった。だから将来、ドル高だとの断定は難しかった。しかし今回は間違いなく日米金利差は広がる。米国は40年ぶりのインフレでかなりの金利の引上げは不可欠な一方、日銀は金利を上げれば債務超過で自分の死亡宣告となるから上げられないからだ」
3,「金利差拡大がなぜ円安ドル高をもたらすか?」
昨晩、私のtwitterに以下の質問が来た。「理論的には、日米金利差拡大は、ドル円のドルディスカウント拡大だとおもいます。 一方、日米金利差拡大が直物でドル円上昇要因と言われます。 どう整理したらよいのでしょうか」
私の回答は以下の通り。
「ディスカウント拡大で将来のドルがどんどん安く買えることになります。ヘッジファンドをはじめとする顧客が先物のドルを買いに来るとマーケットメーカーの銀行は、「ドルの直物買い」と「直先の開きのビジネス(フォワード取引)」の2種類の取引をします。ここで「ドルの直物買い」が発生するのです」
4.「今、金本位制が望ましいか?」
昨晩、私のtwitterに以下のリツイートが来た。「「いっそロシアのルーブルを見習って 金本位制の採用すら考えるべきかも知れませんね」
私の回答は以下の通り。
「ハイパーインフレが過去起きたのは過去おおよそ3回。第1次世界大戦後、第2次世界大戦後、そして3回目後1980年以降、金本位制が崩れ管理制相場になった時。税金の代わりに紙幣を刷って政府の歳出を賄おうとした政府の出現によってです。だからこそ財政ファイナンスは全世界で禁じ手中の禁じ手に。続)続)しかしながら、金本位性では、経済発展とともに必要となる通貨が不足しています。デフレになってしまうということです。ですから過去の日銀は経済の発展に伴って、適切な量の通貨の増発をしていたのです(=成長通貨の供給と言います)。今の日銀は度を超えています。だからハイパーインフレ」
5.「資本規制も考えられる昨今、MMFは保険となるか?」
昨晩、私のtwitterに以下の質問が来た。「資本移動など、種々の規制が発動された際にも米ドルMMFは保険となりますでしょうか?」
私の回答は以下の通り。
「この辺は、昔私が書いた本に詳しく書いてあります。資本規制が起こるのはハイパーインフレが進んでから。
今の段階ではハイパーインフレ対策に集中すること。しておかなければ、資本規制を心配する必要すらなくなります。その段階で財産を実質無くしてますから。(=石ころ同然の円では実質財産喪失)」
6.「1ドル=1000円になるか?」
昨晩、私のtwitterに以下の質問が来た。「1ドル千円で定着する時代もあり得るのでしょうか?円暴落した時、平均の為替の水準はどの位をお考えでしょうか?」
私の回答は以下の通り
「日銀が存続していたら、1ドル=1000円くらいで止まる可能性はあります、しかし日銀が債務超過になり、それが一時的でないとわかると日銀尾信用は失墜し、その発行する価値は、ほぼゼロになります。その場合では天文学的なレベルへ。その解消法は中央銀行のとっかえ、今の円の価値は、ほぼゼロです」