「市場予想を大幅に上回る米国金利上昇 VS バズーカ砲を打ってまで金利上昇断固防止の日銀」

2022年04月06日

 

昨晩書いたように、米国の論客中の論客、金融界のオピニオンリーダーでもあるJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOが「FRBの利上げは市場予測を大幅に上回る可能性があり、量的引き締め(QT)も強まる」と発言した。一方、黒田日銀は3月30日に9年ぶりの (指値オペを含む)買いオペ3兆2000億円を実施。。9年前とは、黒田総裁の就任直後。「戦力の逐次投入はしない。バズーカ砲だ」と言ったときと同じ額のオペ。すなわち、黒田日銀は、この期に至って、金利上昇を防止しようと、当時と同じ威力のバズーカを打ったのだ(この期に至って、日銀の債務超過防止以外の目的でバズーカを打つ意味ある?)ドル売り介入は、インフレ抑制(=ドル高が最強武器)が至上命題の米国が許すわけもない。金利差急拡大でドル/円の上昇が止まるわけがないという理由。ドル/円はドル高にぶっ飛ぶ。