「誰しも見たくもない現実だが、目をそらすわけにはいかない」

2022年04月16日

昨日、以下のようなリツイートを私のtwitterにいただいた。
「過去から異次元にばら撒き続けた日本はインフレにならず、外国はインフレになった?うーん🤔ちょっと意味がわからない」
私の回答は以下の通り。
「米国がこれからますます政策金利(短期)を上げてきます。それにつられて米長期金利も上昇していくでしょう。米国は5月からQT で(日本に比べれば極少とは言うものの)ばらまいたお金の回収を始めます。この影響は強烈で、米長期金利の上昇は加速するでしょう、一方、日本は未来永劫にばらまきを続けるし、政策金利を上げられてもゴミみたいな程度です。米国の長期金利が1%単位で上昇してくるときに、日銀は長期金利の誘導幅をたった0.1%上げ得る程度です(日銀のできる政策変更の程度はこんなものです)。
金利差拡大で円安が加速し、とんでもないインフレ時代がはじまります。米国よりすさまじいインフレでしょう。国民が「何とかせい」と騒いでも、黒田日銀は手段を失った。いつまでたっても「インフレではない」と嘘八百を言い続けるしかないのです。悪性インフレが進行します。もし日銀がインフレ防衛のため自ら、短期金利を引き上げ、長期金利の(0.3%以上の変動幅拡大を認めれば、途端に債務超過で日銀の信用失墜。円は紙くず化です。
いずれにしても円安加速による激しいインフレ、ハイパーインフレです。政府・日銀は対処する手段がないのです。今インフレ率が他国より低いのは嵐の前の静かさにすぎません。誰もが見たくもない現実ですが、放漫財政を放置し、ばらまき続けてきたツケで、ここまで来てはどうしようもありません。こんな状態いなのにMMTer、財政積極派、「統合政府で考えれば財政大丈夫派」という素人集団が、火に油を注いできたのですから、もう万事休すです。シートベルトをしっかりと締めておいた方がいいでしょう」。