「外国人も注目し始めた日米金融政策の違い。円安進行はこれから」「世界最悪のインフレ国家へ」

2022年04月19日

1「外国人も注目し始めた日米金融政策の違い。円安進行はこれから」

外国では、今まであまり注目されていなかった「日米金利差拡大」がついに注目を集めるようになったようだ。円安進行はこれから、だ。特に5月になりFED がQT開始 でばらまいた資金回収を始めたら、より強烈な円安進行が始まるだろう。金をばらまきすぎた日銀は金融引き締めの手段がない。だから困る、良くない、と口で言うだけ。

The move in the yen is incredible,” said Bipan Rai, head of foreign-exchange strategy at CIBC. “But given the differing stances of the Fed and BOJ, it shouldn’t be all that surprising.”

https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-04-18/yen-tumbles-in-longest-ever-losing-streak-as-boj-stands-dovish

 

2.「世界最悪のインフレ国家へ」

泊まらぬ大幅円安で日本は近いうちに世界でも最悪のインフレ国家となるだろう。「世界最悪の財政赤字国家―>世界最大のメタボの中央銀行(お金のバラマキ)―>世界最大のインフレ国家」は、伝統的な金融論、財政論からすれば、当然の帰結。放漫財政許論者、MMTer、積極財政論者、「統合政府で考えれば財政は健全」論者の罪は重い。彼等素人集団がブードゥー経済学を振り回し、国家の軌道修正を阻んだ。そのツケをこれから国民が払わされる。