1.「私の為替予想@朝日新聞デジタル」
ただいま 朝日新聞デジタルで私の為替についてのコメントを大きく載せていただいています。
2.「米10年国債利回りは、4%に達する可能性も排除しない」
昨日のブルムバーグニュース。世界最大のヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツのチーフ投資ストラテジスト、レベッカ・パターソン氏いわく「米10年国債利回りにはかなり上昇余地がある。3%は実に簡単に到達し、4%に達する可能性も排除しない」との認識を示した。日銀が金利を引き上げられないのならドル/円は上っぱねると普通は考える。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-04-27/RAZ6FMDWLU6I01?srnd=cojp-v2
3.「チャートは重要か?」
昨日、私のtwitterに以下のリツイートが来た。「こちらの方のツイートでは、
米長期金利の抵抗線タッチで下落に注意…という感じですが、藤巻様としては、長期金利というよりは、来月始めのQTが引き金となるので、金利抵抗線は重要ではない感じでしょうか?」
私の回答は以下の通り。
「私はもともとチャートは無視です。グローバルマクロのヘッジファンドのオーナーでも、JPモルガンのシニアトレーダーでもチャートを意思決定に使っている人は皆無でした。特にファンダメンタルズの変化によるパラダイムシフトの時にデイトレーダー的な発想やチャートに重きを置く分析は辞められた方が賢明だと思っています」
4.「為替の決定要因」
昨日、私のtwitterに以下のリツイートが来た。「もし、長期金利が暴騰した場合、日米金利差が縮小するので円高要因になると思うのですが、それ以上に日銀の財政状態悪化を嫌気されて、円が売られるとお考えでしょうか。他人の懐に手を突っ込むな。補助金は消費財で払いことになる」。
私の回答は以下の通り。
「為替は国力を反映するとか日米金利差で決まるとかは、すべて中央銀行の財務が健全との前提に立った議論です。金利が上昇したりして、中央銀行が債務超過になり信用を失えば全く別世界の議論になります。どんなに国力が強くても日米金利差が縮小しても円は石ころですからドル/円は天文学数字となります」
5「経済と医学の話」
昨日はプルーデンシャル生命保険主催の講演会(ハイブリッド型)。その後、プルーデンシャル生命の江南君、野口君(ダイヤモンド社)、島田先生(消化器外科)、孫さんという筑波大附属の後輩や江南君の上智大学時代の同期の中村さん、西川さんが集まって島田先生のガンに関するお話を伺う。先生から、本音ベースの話は、なかなか聞けるものではない。私の講演会よりはるかにためになったかも?