1.「インフレ地獄を覚悟せよ」
一昨日発売の文藝春秋に拙稿「インフレ地獄を覚悟せよ」が載っています(p264~p271)「そんな私から見れば、今ほど円の値動きが分かりやすい時期はありません」「皆さん、にわかには信じられないかもしれませんが、なぜ日本にハイパーインフレが起きると言えるのか、それにどう備えれば良いのかについて、順を追ってご説明しましょう」
2.「サタデイナイトスペシャル再来の予感」
ザマーズ前米財務長官が警告する「サタデイナイトスペシャル再来」はもはやテールリスク(ほとんど起こらないリスク)ではない。1979年、あまりにも資金がだぶついているとの判断で金利上昇を放置、資金の回収でインフレ抑制を図った。結果長期金利20%、FFレート24%が出現した。当時より、今は格段に資金ジャブジャブ。米国でサタデイナイトスペシャル再来があれば円は、「日米金利格差超拡大」&「FRB 資金回収、日銀バラマキ継続」で円は石ころ化。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-10/RD9HGMDWRGG401?srnd=cojp-v2
3.「今の円は理論値と比べれば滅茶苦茶に高すぎる」
本日の日経新聞に「理論値に比べて現状の円は安すぎる」とあるが、理論値比で為替トレードをするのは、ジュニアトレーダーならいざ知らず、グロ-バルマクロのヘッジファンドオーナー等著名リスクテーカーには、私の知る限り、誰一人としていない。そもそも理論値など、机上の学問をしている人の、その人独自の理論値にすぎず、汎用の理論値など存在しない。中央銀行が債務超過になれば、その通貨は信用を失い石ころ化する」との私の理論からすると、現状の円は理論値からべらぼうに高すぎる。円暴落必至
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB10DNS0Q2A610C2000000/
4.「なに~、MMT論者が消費税減税を提案??」
日本共産党、立憲民主党、れいわ新選組、社民党の4党が10日、消費税の5%への減税等を盛り込んだ法案を衆院に共同提出したそうだ。え~、なに、それ?
MMTとは、「どんどん紙幣刷って、インフレになり過ぎたら財政を引き締めて対処」が理論の肝ではなかったの?理論に従えば20%の増税提案でしょうが。
それとも、黒田さんと同じで、物価高は問題ではない。もっともっと物価を上げるべきだという認識なわけなのですかね~。ポピュリズム政治の極。
5.「どこも一杯」
金曜日に、出身高校(東京教育大学附属・現筑波大学附属)OB 会(桐華会)主催の講演会で島田教授(消化器外科:86回)の大変有意義なお話{癌や逆流性食道炎}をお聞きした。川口順子先輩(元外務大臣)とも久しぶりにお会いし歓談させていただいた。その後、若い人たちと新丸ビルで飲んだ。若い人たちと飲むと楽しくて時差ぼけも吹っ飛ぶ。9時過ぎに入ろうとしたにも関わらず新丸ビルの数あるストランは、ほぼ満杯。空いている店を探すのに苦労した。
ボーナス後の金曜日のせいかもしれないが、この状況を見ると、コロナなど、どこ行った?の感。米国は、もっとすさまじかったが。マスクしていると恥ずかしいくらい。レストランは、平日でもほぼ満席。当日予約では、席確保はまず無理だった。