「抵抗しても無駄だ。ドルの勢いに逆らうべき時ではない」「日銀の出口問題抜きに社会保障予算も 防衛予算も語れぬ段階」

2022年07月15日

1.「抵抗しても無駄だ。ドルの勢いに逆らうべき時ではない」

以下本日の「全通貨に対してドルが急上昇するのは時間の問題」とのブルムバーグニュース記事。 私は完全同意。それに加えて円が(世界の全通貨に対して)暴落するのも時間の問題だからドル/円暴騰は時間の問題だと私は思う。円安はまだ、ほんの入り口。

ブルムバーグ曰く「ドルの上昇はこれからも続き、その流れに逆らえば止めようのない勢いに圧倒される。これが世界のヘッジファンドと投資銀行の見方だ。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は14日、過去最高を更新した。 ドル高の要因となり得るものは数多く、「ドル・スマイル理論」が示唆するように米経済の高成長と景気減速の両方でドルが上昇する材料がそろっている。米金融当局のタカ派姿勢、もしくは世界的なリセッション(景気後退)がドルを急上昇させるのは時間の問題だと投資家は考えている」。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-14/REZXNRT0AFB701?srnd=cojp-v2

 

2.「日銀の出口問題抜きに社会保障予算も 防衛予算も語れぬ段階」

7月13日の朝日新聞・原真人編集委員の「多事奏論」 原さんは私同様、異次元緩和に「ジリ群を脱しようとしてドカ貧になる」と当初から反対されていた方だ。論考の最後の締めが的を得ていて素晴らしい。「インフレの波で、 日銀はいやがおうでも異次元緩和の出口問題に向き合わなければならなくなった。もはやこの問題ぬきに、社会保障予算も 防衛予算も語れぬ段階にきている 。誰のための日銀なのか。 政権も、国会も、このまま素通りではすむまい」

https://www.asahi.com/articles/ASQ7D5S5XQ77ULZU00J.html?iref=pc_ss_date_article