「『政府の負債は、国民の資産』か?」「戦時国債と今の国債を同列に並べるのはおかしいか?」他

2022年08月20日

SNS休止中にもかかわらず、昨日、一昨日と3日連続で更新しています。そちらもお読みいただけると幸いです。

1.「『政府の負債は、国民の資産』か?」

SNS 休止中にtwitter に以下のリツイートが来た。「政府の負債は、国民の預金だよ!」

私の返信は以下の通り。「又、又、聞いたインチキ宣伝。戦時中、大政翼賛会が戦時国債を売るときの宣伝文句と全く同じ。結果は、戦後のハイパーインフレで戦時国債は紙くずになり買った人は地獄を味わった。国民の資産と政府の負債はともに価値がなくなった。これこそ究極の財政再建。政府が笑い国民が泣く国の借金踏み倒し策。」

2.「戦時国債と今の国債を同列に並べるのはおかしいか?」

先ほど、戦時国債を売るときの宣伝文句に関して書いたら、以下のリツイートが来た。「戦時国債と今の国債を同列に並べてる人! 恥ずかしいです(笑) 条件が大きく違いますよ。」

私の返信は以下の通り。「何がどう違う?戦時国債は増大する戦費を賄うために発行され、今の国債は増大する社会保障費やばらまきを賄うために発行されている。同じ」

 

3.「戦争に勝って他国の資産を分捕って借金を返す方法はない」

戦時国債と今の国債は何が違う?」と問うたところ、戦時国債の場合は戦争に勝ってたら払えていたからな。全然意味合いが違う」とのリツイートが来た。

私の返信は以下の通り。

「確かに戦争に勝って米国から資産を分捕ってくればそれを原資に借金返済が出来たでしょう。借金の返済方法は①大増税②借金の踏み倒し(=ハーインフレ)③戦争により他国の資産分捕り、しかありません。現在、③の選択肢を主張する人はいないでしょう。ならば戦時国債と今の国債は全く同じ」

 

4.「国債は60年で償還か?」

ちょうど今、以下のリツイートが、私のtwitterに来た。「世界で唯一60年召還ルールを持つ信用度が強い日本のドル円が400円とか本当に来るのか?日銀が金利を上げずにこのまま400円とかまでほっとくとか考えずらい?」

私の返信は以下の通り。「60年召還ルールなど会計の仕組みの話にすぎず。ダントツで発行しているのは10年債。最長40年債までしか発行(ごく少額)していない。10年債は10年で満期が来る。その償還原資を新たな入札で集めなければならない。だから毎年140 ~150 兆円の国債を発行している。買うか買わないかは買い手(資金供給者)の権利であり義務ではない)日銀しか買わない。だから問題。日銀はインフレが来ても未来永劫に国債を買い続けなければいけない(=お金をばらまき続けなければならない)。他国がお金を回収しているときに、日銀はばらまき続ける。ドル急騰は明らか。 SNS休止中なので、これで回答はおしまいにします。以後の質問への回答、反論はSNS 再開後に」