「日銀出口議論」他

2022年08月25日

1.「日銀出口議論」

昨日の日経新聞の「経済教室」で伊藤隆敏教授が「適切な政策運営で赤字の継続回避は可能」との論考を書いていた。議員時代、しきりに出口のシミュレーションを出せと要求していたが私の落選で、日銀は助かったはずだが、もし、日銀総裁か副総裁がこのようなシミュレーション結果を出して来たら、コテンパにしているのにな~と思ってしまった。

私のtwitterに以下の質問が昨晩来ていた。「考え方の違いを教えください

https://nikkei.com/article/DGKKZO63674750T20C22A8KE8000

私の回答は以下の通り。

「SNS を再考したら詳しく書きたいと思うがとんでもない論考。だから学者さんはーー、と言いたくなる。自分が作った世界のみで論を進めており現実がわかっていない。1例は、保有国債は満期まで持つから評価損は心配ないー>世界中でインフレ対策真っ盛りの時に日銀は、あと10年間もお金じゃぶじゃぶのままでいるのか?満期償還というが、償還分は、ほかにだれが買うのか?再投資を辞めることが出来ると思っているのか?日銀が再投資さいなければ長期金利暴騰で、政府が財政破綻してしまうだろう。

PS.ちなみに私が高校生(東京境域大附属・現筑波大付属)の時、硬式テニスの対抗戦で東京教育大附属駒場(現筑波大付属駒場)の伊藤隆俊選手チームとダブルスで対戦した。私たちは伊藤チームに惜敗した。上の記載はその時の腹いせではないので悪しからず(笑い)」

 

2.「河村小百合さんの日経新聞『経済教室』」

25日(本日)の河村小百合さんの日経新聞「経済教室」の論考の方が伊藤教授より100倍まとも。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD152T90V10C22A8000000/

 

3.「日経新聞が取り上げ始めた日銀出口議論」

それにしても日経新聞が、「日銀の出口」議論を取りあげ始めたのは進歩。しかし、議論が深まれば深まるほど、「出口がないこと」が世の中に明確になるだろう。だって、無いのだから。