1.「プレジデントオンライン第2回」
本日10時「X デイ到来 資産はこう守れ!」(幻冬舎)をプレジデント・オンラインが3回シリーズにまとめてくださったものの第2回目がアップされました。「なぜ日本人は貧乏になったのか…日本円を実力以上に強くした『アベノミクス』という大失敗 バラマキを続け、巨額の借金だけが残った』というタイトルです。無料で読めます。
https://president.jp/articles/-/60923
2.
昨日、今年2度目の米国行から帰国した。第1回目は1か月、今回は2週間のつもりだったが、事情があって結局3週間半の米国滞在だった。
時代の変わり目、大きな勝負をするときは現地に行き、自分の目で確かめよ、が私のディーロングの哲学でもあるからだ。JPモルガン時代に学んだ。
米国に長くいたのは1978年から80年のビジネススクール留学以来だ。当時は「ジャパンAs NO1」の時代で日本が自慢だった。ところが、今の日本では米国に全く太刀打ちできないと感じる。それに日本人は気が付いていないから危機感が無く、ますます差は拡大していくと思う。
また米国のインフレはすごい。ドル高進行、米長期金利上昇するとの私の分析に確信が持てた。
3.「ソ連の大統領」
ゴルバチョフ元ソ連大統領が 91歳で亡くなられたそうだ。合掌。ところで、全く関係ないが、ディーラーだった私がロシアの大統領で思い出すのはエリツィン氏。以下、私の最初の本「外資の常識」(日経BP社)より。「ディーラー仲間と酒を飲むとき、注意しなければならないことがある。まず、お互い自慢話をしない。他人が勝った自慢話は酒がまずくなるだけだからだ。かといって、失敗話も愚痴らない 。過去のディーリングの失敗をくよくよされるのは、さらに酒がまずくなるからだ。では何を話すか 。それは負けたときの話を面白おかしくするに限る。それで気分を転換し、明日に備える。これがディーラーの正しい道である。ずいぶん前の話だが、テレビのニュースでロシアのエリツィン大統領がよろける映像が流れたのを覚えていらっしゃるだろうか。たしか「エリツィン、深刻な病か?」などとコメントをされていたはずだ。さてそのニュースが流れた翌日。「あの映像で、有事のドル買い、起きなかったか?」ウスイに聞くと、「ゼーンゼン。それより私あの映像を見ていたラ、フジマキさんのディーリィング成績、思い出しちゃいましたよ」と、のたまった。 そうですか、どうせ今の私のディーリングの成績はよたっていますよ」