1.「円安を怖いと思わないで経営をしていく」
以下、9月6日ワタミ株式会社会長 渡辺美樹さんのブログ。前向きで素晴らしい。「1ドル142円をつけました。今朝も意見交換した伝説のディーラー藤巻健史さんは、1ドル500円もあり得ると警告しています。私も藤巻さんも余裕資産の9割は、ドルのMMFです。円安、物価高は企業と家計を直撃します。経営者としての腕の見せ所です。価格を据え置き、客数をとりにいくか。価格を上げて、利益を確保しにいくか。お客様のありがとうは、どうしたら集められるか。最近、会長室に籠り2~3時間「ひとりで考える時間」を大事にしています。海外の店を増やしていく…有機農産物の輸出を増やしていく…
インバウンドの体制構築を強化していく…ワタミでは円安「だからこそ」経営も動きだしています。その昔 小学校5年生の時、6年生から喧嘩をうられました。「怖いと思ったら、そこで終わり」あの時、私の勝負観は固まりました(笑)円安を怖いと思わない経営をしていきます!
https://www.facebook.com/watanabemiki.official/posts/619049626259665
2.「ドル売り介入用のドルはドルスワップでFRBから借りられるか?」
ドル売り介入は外貨準備で保有しているドル資産を売却するので限りがあり、円売り介入と違い難しい」と書いたら、以下のリツイートがきた。
「無制限のドルスワップ枠が提供されているので保有するドルは無限ですよ。
ドルを売って得た円で日本国債を償還。財政赤字は無くなりますね。財政赤字を無くすのは無意味ですが」
私が行った回答は以下の通り。
「通貨スワップとは『通貨危機が起きた時のために設けられた』協定。為替介入に使えるわけがない。しかも通貨スワップは中央銀行間の取り決め。為替介入は財務省所管の外為特会で行うモノ。中央銀行が、通貨危機用の金を財務省に横流したらそれこそ協定破り。金融知らないくせに知ったかぶりしない!」
3.「日本政府が持つ外貨準備の米債の85%は1年以上の長期債」
9月9日の「日本政府が持つ外貨準備の大半は米国債、大量ドル売り介入するには米国債の大量売りをせねばなりません。米債価格下落(=米国長期金利上昇)で逆に日米長期金利差拡大で円安ドル高要因となります」とツイートしたら、「また、でたらめ言っている。外為特快の米債運用は1年以内の短期債です」とのリツイートがあった。
私の返事は以下の通り。
「それこそ又、フェーク。悪質。誰かがつぶやいたことを検証しないで、垂れ流すものではない。何が『また、でたらめ言っている。外為特快の米債運用は1年以内の短期債です』なのだ!データを示しなさい。令和2年度で外債運用117.8兆円のうち1年以下はたったの14.3%にすぎません。
そういえば、参議院議員の時、財政金融委員会で「日本の財政赤字は大きい。少しでも赤字を減らしたいのなら、外為特快の運用法を考えるべき。これから米長期金利は上昇するだろうから今は短期債運用をしておき、金利が上がってから長期債に乗り換える方が収益が上がるぞ。110兆円超も運用しているのだから」と質問したが、官僚はその案を採用しなかっただろうな?民間と違ってリスクを取ってまで収益を上げるなんて発想無いから。損をして世間や野党からたたかれるのじゃ嫌だろうし。私が財務大臣だったら(なれっこないしやる気もないけど)、ディーラーの血が騒いで、きっとやっちゃったろうけどね(笑)」