(本日第2弾)「賃金上昇が物価高に追い付いていないから引き締めを加速させるFRBと逆に緩和継続の理由にする日銀」他

2022年10月05日

(本日第2弾)今朝第1弾をアップしております。そちらもお読みいただければ幸いです。

1,「賃金上昇が物価高に追い付いていないから引き締めを加速させるFRBと逆に緩和継続の理由にする日銀」

昨日のロイター曰く「米ダラス地区連銀が4日公表した調査によると、米国民の賃金上昇はインフレ高進に追い付いておらず、実質賃金の下落率の中央値が8.5%強に達していることが分かった。インフレ抑制に向けた米連邦準備理事会(FRB)の積極利上げ姿勢に一定の支持を与える内容だった」

「賃金上昇が物価高に追い付いていないから引き締めを加速させる」FRBと逆に「それを緩和継続の理由」にする日銀。金利を上げない理由が「(債務超過になるから)あげられない」からだということが、ミエミエになりつつある。

物価対策の手段を失った日銀はもはや中央銀行ではない。

https://jp.reuters.com/article/usa-fed-wages-idJPKBN2QZ249

 

2,「FRB高官、インフレ抑制の決意強調-経済に痛手でも引き締め遂行」

本日のloomberg曰く「米連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン理事は4日、高インフレを鈍化させることが金融当局の最優先事項だと述べた。サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は当局が利上げを『遂行する』必要があるとの見解を示した」これだけFRB 幹部が繰り返し、力強く言っているのだ。景気が多少減速したら緩和に転換などの夢物語はあり得ない。そのような願望にしがみついていると財産を失うことになると私は思うのだが。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-04/RJ8K4KT0G1KW01?srnd=cojp-v2