1.「NY連銀総裁、政策金利はいずれ4.5%付近に上昇へ-インフレ抑制」
これでもか、これでもか、の連日のFRB 幹部のインフレ抑制発言。昨日のbloombergニュースによると「米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は『現時点での重点はインフレ率を2%に戻すことだ』と述べた」そうだ。昨日も述べたが、CPI 上昇率を6.5%から(例えば)6%に落とせば目標達成ではない。2%に落とすのが目的であり、2%に落としたら、すぐ金融緩和というわけでもない。金融緩和に転じるのは、先の先のまた先。10年国債は現況の3.9%からかなりの上昇だろう。円安ドル高が進む。日銀は金利上げもQT (あ、余ったお金の回収)も出来ないからだ。やれば轟沈してしまう、世界で唯一の中央銀行)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-07/RJE05TT0AFB501?srnd=cojp-v2
2.「国内インフラ877ケ所に穴」
10月3日の日経新聞1面トップ記事。先日も書いたが、米国を車で走って道路が凹凹なのに驚いた。どこを走っても穴だらけだ。車高の低いくスポーツカーなど走れっこないし、オートバイも危ないからだろう、走っていない。SUV がはやるわけだ。
日本に帰ってきて高速道路を走ったら氷の上を滑っているかのような快適さだった。この前の土曜日、トップガンを見たが、マーベリックがオートバイで戦闘機と競いながら、全速力でぶっ飛ばしたていたが、もしそんなことを本当に米国の道路でしたら、いくらマーベリックでも10回はすっころんでいるだろうと思った。帰国後、石垣島、釧路を車で走ったがなんと快適なことか。穴ぼこなどまずあいていない。日本よりはるかに財政事情の良い米国がこれなのに、日本でこんなに道路整備して大丈夫なのか?と思った次第。道路は会計上は、国や地方自治体の資産項目なのは、会計学を学んだものとして十分理解しているが、将来世代にべらぼうな補修費を課す負債なのではないか?と思わず思ってしまう。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC151W10V10C22A8000000/
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3.「学び直し『5年で1兆円」』首相、所信表明演説へ」
終身雇用制を壊さないで、学び直しが効果あるのかね?米国のように元の会社辞めてビジネススクール行って、新しい会社により高い給料で就職できる社会と違って、一度会社を辞めて学び直したら、非正規職でしか採用されないとしたら、学び直そうとは思わないだろう。
米国にいて再確認したことは日本経済が発展するためには①世界から天才を呼び込むことと②日本人の天才を米国に逃がさないことが重要だということ。それには格差を認めて、成功すれば大金持ちになれなくては天才は日本などには来ない。成功されれば大金持ちになれる米国にいく。大リーグの大谷と同じ。現在米国は「世界中から集めた少数の天才で国を発展させている。彼等が作り上げたシステムで天才以外の人たちの生活も向上している。日本の中間層は世界基準で見ても、すでに充分に教育程度が高く質がいい(twitterを読んでいると決してそうではないと思うこともとままあるが(笑))しかし中間層を活用するシステムを作りあげる天才がいない。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO64821110T01C22A0MM0000/
4,「ニュースをセンセーショナルに扱わない。ン、ン、ン~?」
先週の金曜日は「プライムニュース」の感謝祭@ホテルオークラに行ってきた。冒頭のフジテレビの社長のあいさつで「この番組には3つの不文律があります。1つにはニュースをセンセーショナルに扱わない。2つ目は」とおっしゃった。これで分かった、「日銀はつぶれる」などと発言する私が最近、この番組に呼ばれなくなったわけが(笑い)。しかし、私の発言はオーソドックスな金融論に立脚していて、日銀が行っていること(財政ファイナンスや価格が上下する株や長期国債を購入すること)のほうが、オーソドックスな金融論からして、はるかにセンセーショナルで過激だ。私の結論が過激に聞こえるのは過激なことを日銀がした結果だから、過激になるだけ(苦笑い)
5.「ちょっと苦手だな~」
「プライムニュース」の感謝祭@ホテルオークラには各党幹部が来ていて3分間の質疑に答えていた。維新では馬場伸幸代表がいらしていたので挨拶をした。息子・健太(衆議院・千葉6区・松戸市)の上司だからだ。馬場さんに挨拶していたとき、肩をポンポンとたたき「お久しぶり」とあいさつしてくる人がいた。振り向くと、共産党書記局長 の小池晃参議院議員だった。挨拶してくださるのはうれしいけれど、共産党はどうも苦手だな~。「落選した人をいたぶらないでください」と返答しようかと思った(もちろん、冗談・笑)
6.「『モノづくり日本へ』なら日本は経済4流国に」
「プライムニュース」の感謝祭での各党代表に対して反町キャスターの質問は「これからの日本をどう復活させていきますか?」だった。国民民主党の某女性議員が「モノ作りで日本を復活させます」と回答したので、ずっこけた。こりゃ駄目だ。時代錯誤も甚だしい。こノメンタリティーで日本経済を指導されたら日本は間違いなく経済四流国に没落だ。モノつくりは、今や新興国の仕事。同じような高品質のモノは世界中どこでも作れる。したがってモノつくりは国民所得が低く、労賃の安いところの勝ち。世界経済のリーダーになるにはGAFA のようなプラットホーマーが出来るかだ。もっとも、日本経済は40年間の断トツのビリ成長(GDP)だから4流国に墜ちることを読んでいて、「モノぐくりで生きろ」といっているのかしらん?それならすごい洞察力(皮肉)
7.「秋篠宮悠仁親王は、とってもいい学校に進学された」
「プライムニュース」の感謝祭の翌日の土・日はテニスだったが、テニス仲間と偶然、
「男子校がいいか、男女共学がいいか?」の議論になった。そこで私は前日の小池晃さんを思い出した。私は東京教育大学附属(大塚)(現筑波大学附属)だが小池さんは東京教育大学附属駒場(現筑駒)だ。前者は共学で後者は男子校。小池さんは男子校だから、青春の血がイデオロギーに向かったのだろうが、私は初恋に熱中して政治に向かうエネルギーは無かった。その替わり、毎晩ラブレターの遂行を重ね今でも文章を書くのは苦ではなくなった。女性に振られてばっかりだったから、ディーラーには不可欠な「逆境にも耐えれる忍耐力」を養うことも出来た。やはり男女共学に限る、と主張した。ちなみに我が校は毎年、開成とのボートレースがあったが開成は全生徒出席の応援。我が高校は、カップルのデートの場で、数組のカップルの応援のみ。私は振られてばかりで彼女がいなかったから一度も応援に行ったことはない。秋篠宮悠仁親王は、とってもいい学校に進学されたと思う。
8 「日銀のマネーサプライは減ったがQTか?」
昨日、以下のリツイートが私のSNS n位来た。「一時的な現象かも知れませんが、マネタリーベースは減少していましたよ」
私の回答は以下の通り。
「ばらまいたお金の実質回収などしていない。回収など出来るわけがない。これは日銀が「ベースマネーが減っていることをマスコミに書かせ「日銀には出口があるぞ」とか「金融引き締めに少し入っているぞ」などと誤解させる方便でしかないと思っている。日銀は、「しめしめ」と思っているだろうが、世間は素人ばかりではない。ベースマネーが減っているのは、銀行への貸付金を120.8兆円(7月末)から102.4兆円(8月末)に減らしたせい。この貸付金は基本コロナ対応のために使われた勘定で、昔は極少額。たとえば2000年末は0.8兆円。短期資産であり、長期金利に影響を与えるわけでもなく減らそうと思えば減らせるものだ。しかし出口があるか否かは日銀の国債保有(547兆円)、特に日銀保有の長期国債(536兆円)を減らせるか否かだ。これは7月に比べても順調(?)に増え続けている(7月末は保有国債額は545.2兆円、うち長期国債債は531.8兆円、8月は、547,6兆円、536.5兆円)。この保有長期国債は減らせないどころか、買い増し続けなければならない。購入を辞めれば長期金利が暴騰し、日銀が債務超過、政府も支払い金利の急騰で予算を組めなくなる。インフレがいかに加速しても長期国債を買い続けなければならない(=金利を押し下げる)。出口を出る時は、貸付金残高を減らして「出口だ、出口だ」と騒ぐのだろうが、保有長期国債を減らす手段が見つからない以上、日銀はThe ENDだ。