「X デイは突然来るのか、はたまた、じわじわか?」「ファンダメンタルに反して市場を抑えようとする政府/中央銀行は必ずやマーケットに負け、しっぺ返しを食らう」他

2022年10月10日

1.「X デイは突然来るのか、はたまた、じわじわか?」

先日、知人から電話があり.「X デイは突然来るのか、はたまた、じわじわか?」と質問された。「突然来る可能性が高い」と答えた。可能性のあるシナリオは、昨日のテレ東大学で述べたとおり。外資の一つが、日銀当座預金の解約を決めた場合というのが、考えられる一つ。1行が閉鎖すれば、我も我もと閉鎖が続く可能性が高い。この決定は機密事項だろう(皆が逃げることになれば、最初の一行がダメージが一番少ないから)から、東京支店では察知できるとは思わない。もちろん、その時はドル/円は一晩で滅茶苦茶にドル高/円安にぶっ飛ぶ、

 

2、「ファンダメンタルに反して市場を抑えようとする政府/中央銀行は必ずやマーケットに負け、しっぺ返しを食らう」

英国ではトラス英政権が大型減税や財政出動を発表した途端、長期金利が急騰し、通貨は急落した(財政ばらまけ論者よ、日本だけ神の国、特殊と思うなよ!)。ある意味、市場が健全だから採取的被害が小さいだろう。日本は株、金利、さらには為替にまで政府・日銀が介入し、市場を力で抑え込もうとしているから怖い。まさに社会主義、計画経済だ。歴史は、国家・中央銀行は最終的に市場に勝てない、そして抑え込めば抑え込むほど破綻時の衝撃は大きいことを教えている。私がドルを買っておけ、長期債に手を出すな、日本株を買う気がしないという理由。

 

3.「ごまかしのテクニック」

テレ東大学で、森永さん息子が「日本の政府債務残高はG7の中ではちっとも増えていない」と2001年を基準とした債務残高の伸びを%で示した表で説明したので「それこそよく、ごまかしたいときに使うテクニックだ」と反論した。基準をどこに置くかによって自分の好きな表などいくらでも作れる。ドル/円だって2012年の80円時代と比べれば「今は、すごい円安だ」との表が出来るが、1972年の360円時代を基準にすれば「今はものすごい円高だ」の表が出来る。それに「体重300㎏の人が30キログラム、体重を増やせば10%アップにしならないが、体重50キログラムの人が30㎏増やせば、60%アップだぞ。 そうしたら「藤巻さんが借金の多寡に使う借金額の対GDP比だって恣意的でないですか?」との投稿があった。何を言っているのやら?率は恣意的に扱えるが、絶対値をどう恣意的に動かせるのだ?大丈夫か?教祖様の言うことを丸飲みにしないで少しは頭を使えないのか?と言うか教祖様自体もわかっていないのでは?と思うのだが。

https://youtu.be/1Vu_RaP4D-U?t=229

 

3,「藤巻親族会」

昨日は、藤巻一族の会で幹事をしていた人達、4人の集まり@銀座。コロナ禍のせいで久しぶりにお会いした。写真は右から、藤巻有久さん(元石川島播磨病院院長)

龍野和久さん(元東洋製缶社長、元関東ラクビー協会会長)、横澤彰夫さん(元航空自衛隊空将、元沖縄総司令)、そして私。

藤巻親族会藤巻一族は、医者が圧倒的に多いのだが、体型的には、皆、がっちりしてスポーツマンタイプだ。和久さんはオックスフォード大学とケンブリッジ大学のラクビーチームが来日した時の全日本チームのキャプテン。彰夫さんは防衛大学時代のアメリカンフットボール部主将、有久さんもラクビー。スキーでは日本マスターズの大会につい最近まで出まくっていた。他にも和久さんの弟の順久さんは東大空手部主将、のちに監督をされ、空手4大流派のひとつ和同会の元会長。慶応医学部時代にベルリンオリンピックのサッカー代表選手に選ばれた石川さんもいる。皆、がっちりした体格なのに、なぜか私だけ貧弱体型、情けなや。運動神経は良かったとは思うけど。