(本日第2弾)本日は朝第1弾をアップしています。そちらもお読みいただければ幸いです。
1.「ついに米10年金利3.982 %に」
ついに米10年金利3.982 %に。邦銀の米国債保有大丈夫か?そろそろ耐えられなくて逃げ出すところも?なお、邦銀は基本ドル短期調達。ドル長期運用だから米債売却しても為替に直接影響なし。それよりドル長期国債売却で日米長期金利差拡大で円安ドル高要因に。
2,「ついに米10年金利4.0 %に」
ついに米10年金利4.0 %になった。「日米金利差が開くとドルが買われる」のは、単なる言葉の遊びではない。いろいろな円売りドル買いの実需が起こるのだ。キャリートレードしかり。また円が世界の調達通貨になるということでもある。円で10年間の借金をし、すぐドルに換えドル調達の替わりとする(=為替ヘッジ無し)。円調達だとドル調達より年4%低い金利で済む。10年間で40%の利子節約(理解のために複利を考えない単利計算)だ。10年後に円資金返済のためにドルを円に換えるわけだが、為替で40%負けなければ円で調達した方が賢かったことになる。10年後のドル円が87円以上なら円調達の方が正解と言うことになる。5%の金利差が着けばブレークイーブンレートは73円だ。円を借り円をドルに変えるためにドル買いが起きる。ましてや10年後に円がクラッシュしていれば、ほぼただ同然の借金になる。もしくは円で借金をしたおかげで借り入れコストを払うどころか大儲けとなる。日米金利差拡大は大きなドル高・円安要因。