「補正予算は政府・与党の大ばくち」「TMV (債券ベアファンド)の価格上昇はまだ継続するか?」「金利の引き上げはインフレ対策になるか?」他

2022年10月19日

1.「補正予算は政府・与党の大ばくち」

財源の裏づけのない財政出動と減税を発表した途端、英国トラス政権は市場から、通貨ポンドと英国債の暴落と言う強烈パンチを食らった。インフレ対策という「財政支出は逆にインフレ加速要因に」とは(日本を除く)世界の共通認識になっている、そのような環境の中で、財政赤字も中央銀行のメタボぶりも英国より格段に悪い日本が、30兆円規模の(インフレ対策の)大型補正を組む。ヘッジファンドや投機家の餌食にならないのかは大注目点。もし餌食になるのなら、日銀だけでなく日本の轟沈もマジか。ついでながらMMT論者、財政出動論者、統合政府で考えれば日本の財政派健全論者もドボン。与党の大ばくち。

2.「円は既にフリーフォールしてるか?」

今朝、以下のリツイートが私のtwitter に来た。

「円は既にフリーフォールしてる気がするんですが💦」

以下の通り回答した。

「まだ全くの序の口だと思っています」

 

3.「金利の引き上げはインフレ対策になるか?」

今朝、以下のリツイートが私のtwitter に来た。

「景気が良くてインフレになっているわけじゃないと思うんですが、金利を上げて対策になるんでしょうか?今、借金がある人、会社はそんなことされて大丈夫なんでしょうか?」

以下の通り回答した

「金利上げは多少の効果はありますが根本的原因はコロナ対策でお金を発行し過ぎたこと(日本は平時から金のバラマキ過ぎ)。QT(量的引き締め)が完了しないとインフレは収まりません。まだQTは始まったばかり。英国など始めようと思ったら騒ぎでずっこけました。日銀はQT 不可能。この差はどでかく大きい。ドル円が暴騰すると私が言っている理由です」

 

4.「TMV (債券ベアファンド)の価格上昇はまだ継続するか?」

私は、ドル高対策としてのドルMMFとTMV(債券ベアファンド)の購入を「X デイ到来」(幻冬舎)や過去の本でお勧めしてきた。そのTMV は昨年末が54,72ドル、現在150.34ドルで3倍近くになっているが、米国長期金利が経済実態に比し、まだ低すぎると思っているので、まだまだ値段は上昇すると思っている。

なお、米国のインフレが激しいからドル債券といえども、長期債購入は避ける(=インフレだと長期債は値段の下落が激しい)。TMV は長期金利が上昇すると儲かる商品だが、レバレージが効いていて価格の上下が激しいので、リスク耐性の低い(=心配性)方は手を出さないほうがいいとの考えに変わりはない。

 

5,「日銀が利上げをするとどうなるか?」

昨日、以下のリツイートが私のtwitter に来た。「次期日銀総裁は利上げするという記事を見ました。仮にそうすれば、まず何が起こるでしょうか?」

以下の通り回答した

「日銀の債務超過による破綻、円の紙くず化でしょう。上げたか上げなかったかわからないような、シミみたいな利上げは別ですが」

 

6,「ん、頭痛?」

昨日、以下のリツイートが私のtwitter に来た。

「NYに日本食を食べに行く人達なんて今までも見た事ないし、旅行に行けば今だって日本食ぐらい食べにいくだろう。何が言いたいかと言うと、この人の言ってる事は出鱈目か煽りばっか。それが俺は凄いって自分で宣伝してるから頭痛がする」

以下の通り回答した

「頭痛がするなら読まなきゃいいだけ」

 

7.「「あれ、頭痛治ったんですか?」

昨日。私の文章読むと、頭痛がすると書いてきた方から、又リツイートが来た。

「シミってなに(笑)ちゃんと書いてもらわないと。0.25はシミとか、俺が言ってるのは一気に8%に利上げの事だとか」

以下の通り回答した

「あれ、頭痛治ったんですか?」