本日は先ほど第1弾をupしています。そちらもお読みいただければ幸いです。
「インフレ対策の全て使い切って退任される黒田総裁。ずるくない?」
12月13日にアップした拙稿「まもなく日本円は紙くず化する」の中に「今まで見てきたように政策変更といっても日銀は長期金利を0.1%上げるとか、たった24兆(9月16日から10月15日までの平残)にしか適用されていないマイナス金利を廃止するとか実質的になんの影響もない政策変更しかできない。すさまじい債務超過が怖いのだ」と書いた。他の書き物には長期金利を0.1%か0.2%しか上げ得ないと書いた。それが日銀に出来る限界、最大限のものだ。それを黒田さんは本日、使い切ってしまった。そして3月に辞めていく。ずるいよな~。次の総裁は、なんの手段も持たずにインフレと戦うことになる。出来ることと言ったら「物価が上がりませんように」と祈るだけ。それなら日銀財務が危機的状況にあることを最も熟知しているだろう雨宮副総裁は、絶対に次期総裁職を引き受けないと思う。雨宮副総裁の動向がマーケットを予想するうえでも重要となる。裁職を受けなければ、もう日銀はおしまい、と思ったほうがいい。
https://president.jp/articles/-/64410