1.「財政破綻が当たり前の世の中」
昨日、以下のリツイートを私のツイッターにいただいた。「サマーズ氏やロゴフ氏が今後はもっと財政破綻が当たり前の世の中になると言っていますね。まず日本が念頭にある気がしてなりません。もっとも日本は財政破綻ではないですが・・・」
以下のように回答した。
「そうですね。英語版bloombergによると両氏は dangerous debt blow-ups are more the norm.と言っていますね。私も、あきらかに日本が念頭にあると思っています
2.「藤巻はデフォルト説からハイパーインフレ説に宗旨替え?」
昨日、以下のメールが来た「2013年の @fujimaki_takesi 藤巻さんの予想はこちら。その後、デフォルトはしない、という認識に変わられたそうです。
そして2023年の大胆予想💦
安倍財政で日本は年内にも破綻、「ガラガラポン」早まる-藤巻氏
https://bloomberg.co.jp/news/articles/2013-01-15/MGL71J6JTSEE01
以下のように回答した。
「いい記事をご紹介くださいました。そうです、この記事は2013年1月15日の記事。まさに財政破綻待ったなしの状態だった時の記事です。その財政破綻の回避のために始めたのが異次元の金融緩和という実質「財政ファイナンス(政府の歳出を中央銀行が紙幣を刷ることによってファイナンスする)を行うことで危機を先送りしました。好きなだけ紙幣を刷れるのですから財政破綻は回避できました。その替わり、私の予想通り、今、日銀がメルトダウンを起こしそうな瀬戸際においやられています。中央銀行の体(テイ)を無くしつつあります。危機を先延ばした結果、とんでもない惨状が迫っているのです。歴史の教える通り、又私の予想そのままに事態が進展してきています。日銀OB 財務省OB ,金融機関OB達、事情が分かっている知人からは『いよいよ藤巻さんの予想通りの展開になってきてきましたね。怖いね』と言われておりますが金融を知らない情弱者からは狼爺さんと言われています(笑い)」
3.「日銀はにっちもさっちもいかない状態」
私の周りの知識層は「藤巻さんの話していた通りになってきましたね」とおっしゃってくださいますが、私の予想が外れていたことが一つあります。中央銀行マンとしての矜持を持っているはずの日銀マンたるもの、まさか歴史が証明し、金融マンとして「禁じ手中の禁じ手」という常識だった財政ファイナンス(お金のバラマキ)を、開始するとは想像だにしなかった点です。息子には「人間、いざとなれば自分がかわいくて(=財政破綻の当事者になりたくなくて)、破滅を先延ばししてしまうものだよ。お父さんには、それが読めなかったね」と言われます。私は日銀マンに関して性善説すぎたのです。
まさか自分がかわいくて「国民を地獄に陥れる」財政ファイナンスなど絶対にしないと思っていたのです。{MMT論者、豆腐豪政府論者や政治の責任も重いとは思います)
日銀は、今、その危機先送り政策のせいで自分自身が苦しんでいます。日銀はにっちもさっちもいかない状態になりました。円の危機ということでもあります。
歴史の教え鳥です。